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2013
雪の小辺路トレイル(熊野古道)
高野山から熊野本宮へ [ 2013年12月22〜24日 ]
昨年の晩秋の高野山町石道のお散歩に引き続き、高野山から熊野三山の一つである熊野本宮大社へ向かう全長約72kmの小辺路ルートを歩いてみることにした.
熊野本宮大社に向かう参詣道は幾つかあるが、その中でも小辺路ルートは一般の参詣者が歩くルートとしては最も厳しいルートと言えるだろう.標高1,000mを越える峠を4つも越えなければならない険しい小辺路ルートが一般の人々に歩かれるようになったのは江戸時代以降の事らしいが、京都や大阪方面から高野山経由で最短で熊野入りする事ができるので、時間や費用を節約できる貴重なルートだったのだろう.
江戸時代の人々はこの小辺路ルートを4日掛けて歩いたらしいが、世界遺産に登録された現在はコースも良く整備されているので普通の脚力の人でも2泊3日で歩く事が可能だ.
今回は小辺路ルートを1泊2日で歩く計画を立てた.このコースを2日間で歩くには山道を1日平均36km程歩かなければならないが、日頃山歩きをしている健脚な人であれば暑い季節と雪の季節を避ければそれ程困難な事ではない.途中何処で一泊するかという事はとても重要で、必然的に中間地点の十津川村の五百瀬(いもぜ)集落ということになるだろう.
五百瀬から本宮までは三浦峠と果無峠の2つの1,000m越えが待っているが、平坦な車道歩きが多いので疲労が蓄積していても何とかなるだろう.いつもならテントを担いで避難小屋を利用した山歩きとするところだが、今回は五百瀬集落にある民宿に泊まる事にして、極力荷物を減らす事にした.
装備が身軽になる分行動に余裕ができるので、良く整備された快適な山道なので2日間で楽々踏破できるものと高をくくっていたのだが、伯母子峠付近で想定外の大雪に行く手を阻まれ、結局最終的には2泊3日の行程となってしまった.
雪で計画変更を余儀なくされてしまったが、その代わり誰も居ない静かな雪山歩きを存分に楽しむことができた.小辺路はこれから本格的な雪のシーズンを迎えるが、スノーシューやかんじき等の雪対策をきちんとしていればそれほど難しくはないが、初心者や雪山経験が無い場合は、冬期の小辺路トレイルは避けた方が良いだろう.積雪期は普段中々みられない野生動物たちの足跡が手に取るように分かるので、夏山とは違う楽しみ方ができるだろう.
熊野へ参らむと思へども 徒歩(かち)より参れば道遠し
すぐれて山きびし 馬にて参れば苦行ならず 空より参らむ 羽賜べ若王子
梁塵秘抄(二百五十八)
今回の小辺路トレイルの行程
1日目:高野山〜伯母子峠(避難小屋泊) 行動時間 約8時間 距離 約25km [ 2013年12月22日 ]
2日目:伯母子峠〜十津川温泉(ホテル昴) 行動時間 約9時間30分 距離 約30km [ 2013年12月23日 ]
3日目:十津川温泉〜熊野本宮 行動時間 約5時間30分 距離 約17km [ 2013年12月24日 ]
Zoom Level: Bearing(Heading): Pitch: Grid Interval:
高野山〜伯母子峠 [ 2013年12月22日 ]
殆ど人通りのない高野山のメインストリートを離れ登山口のある金剛三昧院の方へ向かう.時間があれば金剛三昧院へ寄っていく所だが、今回はそのまま門柱の手前で右に逸れ高野女人道の登山口へ向かった.
私の直前を30〜40代位の夫婦らしきペアが歩いて行くのが見えたが、足取りが速く直ぐに見えなくなってしまった.雪は降ったり止んだりしているが、吹雪でホワイトアウトするような事は無さそうだ.薄峠を越えると緩やかな下りとなりそのまま谷底まで下って行った.谷底の橋を渡り大滝集落へ向けて再び登り返す.大滝集落には公衆トイレや世界遺産の案内板、四阿のある休憩所が設けられていた.
緩やかな上り坂が続きやがて高野龍神スカイライン(国道371号)に合流した.スカイラインの路面はしっかりと除雪されていたが、除雪ブレードで真っ平らに雪が削り取られたツルツルの圧雪の上に薄っすらと雪が積もっていてとても滑り易かった.スカイラインと名付けるだけあってそれなりに眺めは良い.滅多に車が通らないのをこれ幸いに道のど真ん中を大手を振って歩くのは気持ち良かった.
スカイラインを離れ水ヶ峰集落跡からタイノ原林道に向かう山道に入るが、先行して歩いているペアは野迫川総合案内所経由で迂回したようで、山道は真っ新な雪で覆われ、鹿やタヌキ?、ウサギなどの野生動物の足跡を楽しみながら気持ち良く歩く事ができた.
大股集落でようやく先行していたペアにようやく追いつくことができたが、このペアと話をしなかったのでこの先何処まで行くのかは尋ねなかったが、アドベンチャーランドの方向へ向かって行ったので伯母子峠越えは諦めたのかもしれない.
大股集落の中を抜け伯母子岳登山口から山道に入るが、暫くは杉や桧の植林地隊が続いた.途中まで登山客らしき足跡が見られたが、途中で諦めて引き返したようだ.
萱小屋跡という場所には新しい小屋が建っていたが、元々は造林作業小屋が置かれていたようだ.この小屋は一般の登山客用に開放されているようで、小屋の中は2〜3人くらいしか泊まれそうもないほど狭かったが、中は明るくとても綺麗に整備されていてとても快適そうだった.小屋裏に水場が作られており避難小屋として利用するにはとても良さそうだ.
萱小屋跡から先はどんどん雪が深くなってかなり歩き難かった.途中迂回路に誘導するロープが張られていたが、肝心の迂回路が雪に埋もれていて何処が迂回路なのか良く分からなかった.迂回路を歩いてた筈がいつの間にか本線を歩いていた.
桧峠から先は斜面を吹き上がる風のせいか深い吹き溜まりが至る所にできていて腰まで雪に埋まってしまった.この吹きだまりに行く手を阻まれて思うように進む事ができない.こんな所でラッセルする羽目になるとは思ってもいなかったので、スノーシューやかんじきの類は一切用意していなかった.
ようやく吹き溜まりが少なくなって少し歩き易くなったが、今度は行く手に熊らしき足跡が現れた.比較的新しい足跡のようだが、少し雪が被っているところを見ると少なくても30分以上は前の足跡だろう.熊の行方が気になったがとりあえず先へ進む事にした.普通は熊の方が先に人間に気付くので山中で滅多に熊に遭遇することは無いが、雪や風で足音や気配がかき消されるので、このような天気では熊に遭遇する危険が高くなる.
雪であまり視界が効かなかったので熊かどうかは確証が持てないが、遥か前方左下の斜面を降りて行く黒っぽい影のようなものが見えたので、恐らくこの足跡を残していった熊さんだったのだろう.腰まである吹き溜まりの雪をラッセルしながら何とか伯母子岳頂上への分岐まで辿り着いたが、タイムを大きくロスしてしまい当初の予定よりも1時間半以上遅れてしまっていた.
時間があれば伯母子岳の頂上へ向かうところだが今回は小辺路を忠実に歩く事が第一の目的なので、伯母子岳の登頂を諦めてそのまま伯母子峠まで斜面をトラバースするコースを選ぶことにしたのだが、どうやらこの選択が失策だったようだ.
斜面をトラバースしているコースの上は吹き溜まりが更に酷くなり、たったの数百メートル進むのにもの凄い時間と体力を浪費してしまった.この状況では避難小屋まで辿り着くのが精一杯だ.日没までにとても峠を越えて麓の五百瀬まで辿り着くのは難しそうだ.頂上直登コースの方が吹き溜まりの影響を受けずに短時間で避難小屋まで辿り着けたかもしれないが、今更コースを変更する訳にも行かなかった.
何とか避難小屋までは辿り着いたが、既に時刻は3時半を過ぎていた.ここから麓の登山口までは距離で約9km弱はある.雪が無ければ2時間ちょっとで下りる自信はあるが深い雪のラッセルで既にかなり体力を消耗してしまっている.腰より深い雪道では麓までの所要時間の目処も付かないし、夕暮れ時では熊に遭遇する危険も高いだろう.歩いた事の無い様子が分からないコースをこの状況で下りるのは無謀と判断し、安全策を採って今夜は避難小屋に泊まり、翌朝明るくなってから山を下りることにした.
避難小屋の中は暗く、昼間でもライトを付けなければならなかった.換気用の窓や扉の隙間などから小屋の中まで雪が吹き込んでいたので、箒で雪を払いのけ居場所を確保する.小屋の中にはゴザが数枚と毛布が一枚、綿製のシュラフが二枚、それに非常用の携帯ラジオが置かれていた.伯母子峠付近はDocomo携帯の電波が届かなくて宿泊予定の民宿に連絡する事ができなかったが、桧峠付近で携帯の電波が届いたので場合によっては避難小屋に泊まるかもしれないと事前に伝えてあるので何とかなりそうだ.
小屋の中は暴風雪が凌げるだけで、中の気温は外とそれ程違わない.小屋の中でも完全に氷点下で、ペットボトルの水が数時間で完全に凍り付いてカチカチの氷の塊になっていた.
夜中に枕元近くでゴソゴソと不気味な音がするので恐る恐るライトを向けてみたら、可愛らしい小さな野ねずみ君が食事の後のゴミを漁っていた.野生動物に餌を与えるのは良くない事だが、このときばかりは極寒の雪の中で一生懸命生きている野ねずみ君が何だかとても愛おしくなって、ドライフルーツの残りの欠片をほんの少し土間にこぼして置いてあげた.頑張って春まで生き延びてくれという気持ちで一杯だった.避難小屋は山屋だけではなく野ねずみ君達にとっても格好の棲み家なのだろう.
伯母子峠〜十津川温泉 [ 2013年12月23日 ]
翌朝目が覚めると伯母子峠避難小屋の回りの木々の枝には凍り付いた雪氷が朝日を浴びてキラキラと輝いていた.温暖な紀伊半島と言えども標高1,300mの山の上は地上とは完全に別世界だ.一晩中強風が吹き荒れていたので伯母子峠付近の吹き溜まりは更に酷くなっていた.この分では今日中に熊野本宮まで辿り着く事はできそうもないので、焦らずのんびり山を下りることにした.峠の下り道は想像していたよりも雪が深かった.斜面をトラバースする道の山側ではストックが完全に埋まってしまう程の雪の深さで、1m以上は積もっていた.道の境界が分からないので斜面の状況をストックで確認しながら一歩一歩慎重に下りて行った.
今朝は晴れて青空が広がっているので、新雪に覆われた雪山がとても美しい.トレイルの予定はすっかり狂ってしまったが、おかげで思ってもみなかった素晴らしい雪山歩きができたので良しとしよう.雪の影響で少し遅くなったが、2時間半程で山を下りることができた.五百瀬の集落で泊まる予定だった民宿にお詫びに伺うつもりだったが、近所のおばさんから身内に不幸があり留守にしているという話を聞いたので、後日またお詫びの電話を入れることにした.
近所の農家のおばちゃんと暫く小辺路を歩く人達やこの辺の生活の様子など世間話をしながら暫く休憩していた.五百瀬集落を離れ、三浦峠へ向かう登山道に向かう.峠の手前で本道を大きく上側に迂回する新しい道が作られていた.何でも斜面崩落の危険が在るという事で本線からは大きく離れた所を歩かざる負えなかった.峠の頂上には四阿がある休憩所が設けられているぐらいでこれと言った特徴はなかったが、峠からの伯母子岳方面の眺めは素晴らしかった.
三浦峠を下り西中集落まで下りて来た所で今夜の宿泊先を探すことにした.時刻は既に午後2時を過ぎており本宮まではとても行けそうにないので、途中の場所にある宿を探すが、宿泊することができる場所は十津川温泉しかないようだ.十津川温泉には結構な数の旅館や民宿があるようだが、ホテル昴という温泉ホテルが小辺路コース上の丁度良い場所にあるという事なので、先ず最初にこのホテルに電話してみた.
部屋は空いていたが一番安い6畳の部屋でも一泊14,000円もするということで少し躊躇したが、他の宿を探すのも面倒なので、かなり贅沢だけど思い切ってこのホテルに泊まることにした.
西中からホテルのある十津川温泉昴の郷へ向け国道を歩いていると、国道に面した農家の大きな車庫の軒先で大きな雄鹿の解体が行われていた.珍しい光景なので暫く農家のおじさんと話をしながら鹿の解体の様子を見学していた.鹿の喉の部分が剥き出しになっていて、気管(食道?)がまるで洗濯機の排水ホースのような蛇腹構造だった.
西中から1時間半程でホテルのある昴の郷に着いた.ホテルの温泉施設は日帰りの温泉施設としても利用されており、十津川村の人達も良く利用しているようだった.設備も立派でちょっとしたリゾートホテルの様だった.十津川村と民間の第三セクターが運営するホテルという事だったが、スタッフもとても親切で好感の持てるホテルだった.夕食、朝食はホテル内のレストランでの食事だったが、地元の食材を活かした豪華なコース料理だったので驚いた.この夕食の料理内容を見て宿泊料金の高さにも納得した.
十津川温泉〜熊野本宮大社 [ 2013年12月24日 ]
初日の雪と氷の伯母子峠避難小屋での寒さに震える地獄の一夜から、のんびり温泉に浸かりながら豪華な食事とともに暖かい部屋で眠れる一夜はまるで天国の様だった.一度に天国と地獄を味わった体験は忘れられない良い思い出になった.
今日は最終目的地の熊野本宮まで歩いて行くが、距離が短いので焦らずのんびりトレイルの終盤を楽しむ事にした.最後の峠越えとなる果無峠は標高1,114mあり、頂上付近は雪が積もっているだろうが、伯母子峠のように雪に苦しめられることは無さそうだ.
ホテルの廊下には果無集落で撮影した何とも不思議な郷愁を誘う十津川村の観光ポスターが貼られていて目を引いていたが、果無集落で農家のおばあちゃんが荷物を背負って集落の畑の中の道を歩いている光景を見た時は不思議な感動を覚えた.果無峠の山道に沿って西国三十三観音霊場の本尊にちなんだ石仏が置かれていて、一つ一つの観音像のお顔の表情を眺めながら歩くのは楽しい.
八木尾まで下りて来ると、そこから先までは熊野川に沿って国道歩きが暫く続く.平岩口という場所で国道を離れ中辺路との合流地点である三軒茶屋へ向かう.三軒茶屋から本宮までは如何にも世界遺産の熊野古道といった趣の観光コースの色彩が強くなるが、この日は連休明けの平日だったので途中一組の観光客しか見かけなかった.
昔の本宮は大斎原という河川敷の中にあったので、中辺路から本宮へは表側から入ることができたようだが、移転された現在の本宮へは裏口から入ることになり、何だか拍子抜けしてしまった.
境内は参拝客もまばらで静かに本宮内を散策する事ができた.和歌山県の世界遺産センターにあるインフォメーションセンターに立ち寄り近くに温泉施設がないかどうか尋ねてみたが、湯ノ峰、渡瀬、川湯温泉という有名な温泉地区があるようだが、残念な事に歩いて直ぐ行ける場所には無いようだ.窓口で応対してくれたお姉さんがバスの時間や東京方面への電車の乗り継ぎ情報などを親切に調べてくれた.時間があれば世界遺産センターの展示をゆっくり見て行きたかったが、今度大峯奥崖道や伊勢路に挑戦するときにでもまた可愛らしいお姉さんに色々と教えて貰う事にしよう.
熊野参詣道 小辺路に関する情報
【地図の入手先】
先ずは奈良県が運営しているウォーキングポータルサイト「歩く・なら」から正確なルート地図を入手して欲しい.この地図は国土地理院発行の1/25,000地形図をベースに正確なルートや分岐点の詳細絵図、交通などの情報が記載されている.コース全体が六頁に分割して記載されている.
信仰は峯々を越えて・世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道「小辺路」 (PDF)
信仰は峯々を越えて・世界遺産 紀伊山地の霊場と参詣道「小辺路」
上記の地図ほど正確ではないが、ルートの勾配や見所などの情報をイラスト入りで示した簡易版の街道地図もある.こちらの地図は公益社団法人 和歌山県観光連盟が発行している物で、
和歌山県街道マップ
のページから見ることができる.小辺路以外の熊野古道や高野町石道なども載っている.HTML版以外にもPDFのダウンロードリンクがあるので一度覗いて見て欲しい.
・熊野古道 小辺路
【宿泊先等の周辺観光情報入手先】
・大股地区(奈良県吉野郡野迫川村)
野迫川村観光情報 https://www.vill.nosegawa.nara.jp/tourist_guide/index.html
津田旅館 野迫川村大字北今西41 Tel.0747-38-0133 大股集落内
民宿かわらび荘 野迫川村大字北今西841 Tel.0747-38-0157 大股集落より川沿いの道を1.5kmくらい遡った場所
民宿かわらび荘の場所をGoogle Mapsで表示
・五百瀬(いもぜ)地区(奈良県吉野郡十津川村)
十津川村観光協会
民宿岡田 Tel. 0746-67-0063 三浦峠登山口の吊り橋の手前
農家民宿 政所(まんどころ) Tel. 0746-67-0476 五百瀬小学校(廃校)の手前
・十津川温泉昴の郷 (奈良県吉野郡十津川村)
ホテル昴
吉野郡十津川村平谷909-4 Tel. 0746-64-1111 第三セクター方式の温泉ホテル
料金は温泉レジャーホテルなのでかなり高めだが、食事はとても豪華なコース料理だった.館内はとても綺麗で従業員の皆さんもとても親切で好感が持てる宿だった.小辺路ルートの上にあるので何も考えずに飛び込みでこのホテルを臨時の宿泊先に選んだが、温泉にのんびり浸かってリラックスすることができた.
朝食の時間は7:30〜なので朝食を食べていると出発が遅くなってしまうので、朝早く出発する場合はチェックイン時におにぎり弁当(525円)を頼んでおくと良いだろう.本宮までの間に食事や食料を調達することができるのは道の駅熊野本宮の近辺しかない.道の駅の前にはA-Coopのお店がある.
おにぎり弁当
・熊野本宮 (和歌山県田辺市本宮町)
観光案内
熊野本宮観光協会
和歌山県世界遺産センター
宿泊施設
B&B カフェほんぐう くまのバックパッカーズ
本宮近辺にはあまり宿泊施設はない模様.本宮周辺の観光や交通案内は和歌山県世界遺産センターのツーリストインフォメーションで尋ねるのが良いだろう.とても可愛いお姉さんが親切に教えてくれた.熊野本宮から路線バスで新宮までは約1時間、田辺までは約2時間掛かるので、その日の内に首都圏方面に戻るには遅くても午後2時くらいまでには熊野本宮に到着しないと間に合わないので、可能で有れば本宮か周辺の温泉街に一泊すれば余裕を持った行動ができるだろう.
・田辺市(中辺路情報)
田辺観光協会
田辺市観光センター(紀伊田辺駅の隣) 営業時間:午前9:00~午後6:00 定休日:年中無休
電話:0739-34-5599 FAX:0739-81-1286
中辺路に関する情報はこちらの方が資料が揃っているかもしれない.本宮からの帰りがけに立ち寄ってみたが、こちらの窓口のお姉さんにも大変親切にしていただいた.大峯奥崖道に関する詳しいパンフレットを戴いた.