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2010
深川芭蕉庵
深川芭蕉庵の辺りをお散歩
芭蕉が隅田川の畔の深川に隠棲していたのは今から数百年も前の事で、現在の街並みから当時の面影を見いだすことはとても無理だが、ちょっとだけ芭蕉の気配を感じに散策して見た.
半蔵門線の清澄白川駅を降り、先ずは深川江戸資料館にちょっとだけ寄ってから、清澄公園を抜けて清洲橋、萬年橋、芭蕉稲荷神社、芭蕉記念館へ向かうことにした.
深川江戸資料館の辺りは寺町のようになっており小さな寺院があちこちに建っていた.出世不動尊などという一風変わった名前のお寺があった.江戸時代の豪商紀伊国屋文左衛門の墓などもあり、時間があればゆっくりと散策して見たかった.
萬年橋は小名木川が隅田川と合流する手前に架かる橋で、浮世絵の風景にも描かれた風情のある橋だったようだが、残念ながら現在の萬年橋からは当時の面影は見いだすことはできそうにもなかった.
萬年橋のたもとから隅田川沿いの遊歩道に出てみると、清洲橋の美しいアーチを一望できる.遊覧船やはしけ船などが頻繁に隅田川を行き来しており今でも水上輸送路として健在のようだ.
隅田川の畔にある芭蕉庵史跡展望庭園行ってみたが、猫の額ほどの敷地に芭蕉のブロンズ像が立っている(座っているかな)だけの風情のない所だった.この庭園から直ぐ側に芭蕉稲荷神社と呼ばれている小さな社があった.社にあった案内板によれば、ここが昔の芭蕉庵が建っていた場所のようだ.
今回の散策の最終目的地である芭蕉記念館へ向かったのだが、生憎今週は館内工事のため臨時休館となっていた.定期的な休館日だけ前もって調べてはあったのだが、この日の思いつきで行き当たりばったり行ってみただけだったので、臨時休館日までは調べていなかったのが失敗だった.また今度この辺りに来たときにでも寄って見ることにしよう.
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