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2010
鍋割山・塔ノ岳(表丹沢)
大倉 → (後沢乗越) → 鍋割山 → 塔ノ岳 → (大倉尾根) → 大倉
これまで表丹沢の山々を登ったことがなかったので、手始めに鍋割山と塔ノ岳を登ってみることにした.天気が良ければもっと早い時間に家を出て丹沢山まで行くつもりだったが、この日は朝方から雲が多めで今イチぱっとしない天気だったので塔ノ岳までに留めておくことにした.
渋沢駅を降りたらコンビニで食料を調達する予定だったが、バスの時間が迫っていたのでおにぎりを買うことができなかった.結局この日は満足な食料を調達できないままの登山となってしまった.
大倉で秦野ビジターセンターに立ち寄ってから鍋割山へ向かった.大倉からは西山林道を小1時間程登って行くと鍋割山の登山口であるミズヒ沢に着いた.ここには鍋割山荘で使うための水がペットボトルに詰められて置かれており、皆ボランティアでペットボトルを鍋割山荘まで届けてあげるのが慣例になっているということを聞いていたので、私も2リットルのボトルを1本ピックアップした.
ミズヒ沢からは本格的な登りが始まるが、登山道は整備されており結構歩き易かった.後沢乗越からは尾根沿いの道となるが、途中でガス欠のためペースダウンしてしてしまった.結局予定よりもかなり遅れて鍋割山の頂上へ着いたが、頂上付近は大勢のハイカーで賑わっていた.家族連れやグループが多く皆鍋割山荘名物の鍋焼きうどんを食べていた.この日は雲が多く眺望はあまり良くなかったが、また登ってみたくなるとても心地の良い山だった.
塔ノ岳へは鍋割山稜と呼ばれる尾根沿いの道を登って行くことになるが、多少のアップダウンはあるものの周囲はブナの林がとても美しい快適な尾根道だった.金冷シと呼ばれる大倉尾根からの合流ポイントからは一気に登山客が増えたので、大倉尾根は塔ノ岳へ登るメジャーな登山ルートのようだ.
塔ノ岳の頂上へ着いたときはうっすらと晴れていたが、あっという間にガスに包まれて周囲の視界が効かなくなってしまった.天気が良ければ素晴らし眺望が得られる筈なのだが、残念ながらこの日は全く眺望に恵まれなかった.
下山ルートは大倉尾根コースを降りて見ることにした.馬鹿尾根ルートと呼ばれているだけあって本当に単調で退屈な展望の殆ど無いコースだった.退屈なだけならまだ良いが、石ころだらけで階段だらけのとても歩き難い二度と歩きたくないコースだった.
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