28番大日寺から33番の雪蹊寺まで高知市内のお寺を巡った.
左手に土佐湾を見ながら海岸線を高知方面へ向けて歩いて行った.
金剛頂寺の宿坊を出て、次の27番神峰寺へ向かった.途中で雨が降り出し神峰寺へのお参りを翌日に廻そうかと思っていたが、宿の女将の強い勧めで降り続く雨の中神峰寺へ向かった.
波乱含みの発心の道場の阿波も終わりを迎え、いよいよ修行の道場である土佐へ足を踏み入れることになる.修行の道場に相応しく室戸岬へ向けて何もない海岸線を只ひたすら歩かなければならない.
日和佐から牟岐へ向かう途中、国道55号線を逸れ、山河内というところから山を越えて海岸線へ向かう古い遍路道に入った.かなり遠回りな道だったが、国道では体験することのできない素晴らしい景色や人達に出会えた.
3日間の徳島での療養の後、お遍路を再開するため再び由岐駅に戻って、日和佐へ向けて海岸線を歩き出した.
痛めた左足の回復を待つため、徳島市内のホテルで暇を潰していた.
昨日はKさんとOさんの支援で何とか平等寺まで辿り着くことができたが、薬王寺へ向かう道の途中で足の痛みでまた歩けなくなっていた.このままでは同じことの繰り返しなので、思い切って一旦遍路を中断し、足の状態が回復するまで徳島で療養するすることにした.
2日間の休養の後、再び鶴林寺と太龍寺の山越えに向かった.最初は順調に思えた足の具合が太龍寺の山越えの途中から再び悪化してしまい、満足に歩けなくなってしまった.途中で知り合った2人のお遍路さんの支援のおかげで何とか山を越えることができた.