高松市内のホテルからJRの電車で鬼無駅へ向かいお遍路を再開した.
坂出市内のホテルを出て79番高照院へ向かった.高照院の手前にある八十場の水は今でも冷たい清水が湧き出す場所で、崇徳天皇が崩御した際に都からの指示が有るまで崇徳天皇の亡骸をこの冷たい清水に浸けていたという.
朝一番で琴平から満濃池の畔にある別格17番神野寺へ向かった.満濃池の水位はかなり低く、今後の水不足がちょっぴり心配になった.
弥谷寺の境内から裏山を越える荒れた遍路道を通って別格18番海岸寺へ向かった.海岸寺は奥の院の方が広い境内と立派なお堂を持っている不思議なお寺だった.海岸寺の本院の門では金剛力士ならぬ相撲力士がこのお寺を守っていた.
朝民宿青空を出て、別格16番萩原寺へ向かうため、雲辺寺ロープウェイの麓駅を目指した.雲辺寺の上から景色を眺めたくなりロープウェイに乗ろうとしたが、あまりにも料金が高いのでロープウェイには乗らずに、そのまま麓の萩原寺へ向かった.
朝宿を出て、吉野川沿いに別格15番箸蔵寺へ向かった.箸蔵寺への登山道を登っていくと山の中腹に大きな山門があった.今となってはロープウェイがあるので、この表参道から登っていく人は歩き遍路しか居ないのだろう.誰も通らない参道を登って行った.本堂へ着くまでに800段近い階段を昇らなければならなかった.
伊予三島駅から65番三角寺を経て、殆ど人が通らない山越えの遍路道を別格13番仙龍寺へ向かった.遍路道は崖崩れなどでかなり荒れていたが、仙龍寺は深山幽谷の秘境のお寺という感じでとても印象に残るお寺だった.
昨日の石鎚山登山の疲れを取り除くため今日はあまり歩かないことにした.いつもより遅くホテルをチェックアウトし、国道11号線を伊予三島方面へ向かった.
今日はお遍路を離れて念願の石鎚山登山に向かった.伊予西条からバスで西之川のロープウェイ駅に向かい、ロープウェイで成就駅まで行った.あいにく天気はあまり良くなく頂上からの絶景を拝むことはできなかったが無事登頂することができホッとした.
朝8時過ぎ、宿を出て国道11号線を伊予小松方面へ向かった.お遍路の難所の一つである標高745mの横峰寺への登山道はかなり荒れていた.標高差445mを一気に登り横峰寺の境内に辿り着いた時には全身汗だくだった.