ウペペサンケという名前を聞くと外国の山だと思われるかも知れないが、北海道大雪山系の南東部にある細長い台形的な稜線が特徴の美しい山だ.北海道の人でもあまり知らないマイナーな山かもしれないが、頂上付近の稜線からはトムラウシ山や石狩岳、ニペソツ山などを見渡すことができ、日帰りで登ることができるので、結構穴場的な山である.
手稲山は札幌の西側に位置する標高1,023m程の小高い山で、札幌オリンピックのアルペンスキー競技のメイン会場となった場所だ.頂上にはTVやFM放送の送信所が立ち並び札幌市内の殆どの場所を見通す事ができる眺望の良い山だ.
小樽の赤岩海岸の絶壁は風光明媚な海岸線として知られているが、ロッククライマーにとっては格好の練習場になっている.この赤岩海岸の絶壁の上を歩く遊歩道が設けられており、眼下に綺麗なコバルトブルーの海と奇岩が続く海岸線を見ながら気軽に散歩ができる.
北岳は南アルプスの北部にある白峰三山の主峰で富士山に次いで標高の高い山であるが、山歩きに興味を持っている人で在れば一度は登ってみたい山だろう.富士山ほどではないにしてもとても人気のある山なので夏山のピークシーズンとも言えるお盆休みの連休中にこの山域に足を踏み入れるのはちょっと躊躇したが、珍しいくらいの絶好の晴れ間が続いている今のうちに出掛けることにした.
ニセコアンヌプリはニセコ連峰の主峰で標高1308.5mの美しい山であるが、アンヌプリの南東斜面には古くから数多くのゲレンデが整備されていて、数多くのゴンドラやリフトが山麓から頂上近辺まで張り巡らされている.夏場でもヒラフスキー場とアンヌプリスキー場側の麓からゴンドラが運航されており、登山道の廻りには樹木が少なく見通しが良く効くので、雄大な麓の景色や向かい側の羊蹄山を眺めながらの登山を楽しむ事ができる.
今回は水ヶ塚駐車場から須山口登山道で御殿庭を経由し、宝永火口縁から富士宮口経由で頂上をアタックしお鉢廻りをしてから御殿場口から下山する計画だったが、天気が思ったよりも良くないので、急遽予定を変更して須山口登山道のお散歩に切り替えた.
鳥海山へは3年半ほど前の9月中旬に登っていたが、今の時期しか見ることのできない新緑と雪渓の美しい光景を間近で見たくなり、このところ好天が続いている鳥海山へ出掛けることにした.
須走口5合目から富士山に登ったついでに富士箱根トレイルの未踏区間を制覇することにした.以前馬返しから須走口5合目までは歩いてはいたが、コースを正確にトレースすることができず、何度もコースアウトしてしまったので今回はマーキングをなるべく忠実に辿って行くことにした.
いつものように御殿場駅前からハイキングバスに乗り須走口5合目に着いた.バスの乗客は登山客が数名と東南アジア系の観光客と米軍関係者と思われる親子連れが乗っていたくらいだった.この所の暖かさで富士山も急激に雪解けが進み登山道の大部分は露出するようになってきたが、まだ一般の人が簡単に登れるような状況ではない.
そろそろブナの新芽が生え揃い、とても心地良い新緑に囲まれてまったりしたくなって、私の一番のお気に入りの臼ヶ岳南陵のブナの林にお散歩に出掛けることにした.