ニセコアンヌプリはニセコ連峰の主峰で標高1308.5mの美しい山であるが、アンヌプリの南東斜面には古くから数多くのゲレンデが整備されていて、数多くのゴンドラやリフトが山麓から頂上近辺まで張り巡らされている.夏場でもヒラフスキー場とアンヌプリスキー場側の麓からゴンドラが運航されており、登山道の廻りには樹木が少なく見通しが良く効くので、雄大な麓の景色や向かい側の羊蹄山を眺めながらの登山を楽しむ事ができる.
今回は水ヶ塚駐車場から須山口登山道で御殿庭を経由し、宝永火口縁から富士宮口経由で頂上をアタックしお鉢廻りをしてから御殿場口から下山する計画だったが、天気が思ったよりも良くないので、急遽予定を変更して須山口登山道のお散歩に切り替えた.
鳥海山へは3年半ほど前の9月中旬に登っていたが、今の時期しか見ることのできない新緑と雪渓の美しい光景を間近で見たくなり、このところ好天が続いている鳥海山へ出掛けることにした.
須走口5合目から富士山に登ったついでに富士箱根トレイルの未踏区間を制覇することにした.以前馬返しから須走口5合目までは歩いてはいたが、コースを正確にトレースすることができず、何度もコースアウトしてしまったので今回はマーキングをなるべく忠実に辿って行くことにした.
いつものように御殿場駅前からハイキングバスに乗り須走口5合目に着いた.バスの乗客は登山客が数名と東南アジア系の観光客と米軍関係者と思われる親子連れが乗っていたくらいだった.この所の暖かさで富士山も急激に雪解けが進み登山道の大部分は露出するようになってきたが、まだ一般の人が簡単に登れるような状況ではない.
そろそろブナの新芽が生え揃い、とても心地良い新緑に囲まれてまったりしたくなって、私の一番のお気に入りの臼ヶ岳南陵のブナの林にお散歩に出掛けることにした.
連休最終日の夜ということもあり、剣山ヒュッテは結構宿泊客がいたようだ.ヒュッテの前から朝日が雲海の向こうから登るのを見届ける.一面の雲海という訳には行かなかったが、そこそこの雲海からの日の出だった.
朝5時前に起き小屋を出てお亀岩の上から朝日が昇るのを待つが、この場所からは西熊山が邪魔をして水平線から昇る朝日を見ることができなかった.昨夜は寒くてあまり眠れなかったが、朝から雲一つ無いピーカン照りで、昨日に続き今日も良い天気に恵まれそうだった.
石鎚山での半日の足慣らしハイキングの後で、剣山系への西側の入り口である池田方面で宿を探したが生憎連休の真っ最中で宿が見つからなかった.夜行バスで殆ど眠っていなかった事もあり、ちゃんとした宿に泊まりたかったので池田からはかなり距離があるが愛媛県の川之江というところのビジネスホテルに泊まることにした.
五月の連休期間中は遠出をするつもりはなかったが、何気なく高速バスの予約状況を調べていたら松山・八幡浜行きの高速バスに空席があったので、急遽四国方面へ遠征することにした.夜行高速バスで松山入りし、先ず最初に石鎚山を登り、その後剣山系の三嶺(みうね)から剣山へと縦走することにした.今回のメインは剣山系の縦走で、四年半前に剣山から三嶺へ縦走しようとして、季節外れの大雪のため縦走を断念せざる負えなかったのでそのリベンジといったところだろうか.