台風のため大雪山縦走計画が大幅に狂ってしまったが、とりあえず旭岳温泉側からまだ歩いたことの無い裾合平経由で層雲峡温泉まで抜けることにした.朝目が覚めたら台風一過の快晴となる筈だったが、窓の外はどんよりとした雲に覆われ旭岳は全く見えない.台風の吹き返しの風が吹くことは覚悟していたが、ここまで天候が悪いとは思わなかった.山の上は晴れていることを期待しながらとりあえずロープウェイで姿見まで上がってみることにした.
ウペペサンケという名前を聞くと外国の山だと思われるかも知れないが、北海道大雪山系の南東部にある細長い台形的な稜線が特徴の美しい山だ.北海道の人でもあまり知らないマイナーな山かもしれないが、頂上付近の稜線からはトムラウシ山や石狩岳、ニペソツ山などを見渡すことができ、日帰りで登ることができるので、結構穴場的な山である.
手稲山は札幌の西側に位置する標高1,023m程の小高い山で、札幌オリンピックのアルペンスキー競技のメイン会場となった場所だ.頂上にはTVやFM放送の送信所が立ち並び札幌市内の殆どの場所を見通す事ができる眺望の良い山だ.
小樽の赤岩海岸の絶壁は風光明媚な海岸線として知られているが、ロッククライマーにとっては格好の練習場になっている.この赤岩海岸の絶壁の上を歩く遊歩道が設けられており、眼下に綺麗なコバルトブルーの海と奇岩が続く海岸線を見ながら気軽に散歩ができる.
ニセコアンヌプリはニセコ連峰の主峰で標高1308.5mの美しい山であるが、アンヌプリの南東斜面には古くから数多くのゲレンデが整備されていて、数多くのゴンドラやリフトが山麓から頂上近辺まで張り巡らされている.夏場でもヒラフスキー場とアンヌプリスキー場側の麓からゴンドラが運航されており、登山道の廻りには樹木が少なく見通しが良く効くので、雄大な麓の景色や向かい側の羊蹄山を眺めながらの登山を楽しむ事ができる.
東北・北海道遠征の最終トレイルとして、層雲峡温泉側から黒岳、北鎮岳、中岳、間宮岳を経由して、北海道の最高峰旭岳を目指す縦走コースを歩いてきた.このコースは数ある大雪山系の縦走コースの中でも日帰りで歩くことが出来る大変人気のあるコースである.
昨日の雨も上がり、朝から爽やかな晴れになった.当初の予定では朝1番のフェリーで稚内へ向かい、旭川を経て大雪山系黒岳のある層雲峡温泉へ向かう予定だったが、どうしても利尻山の雄大な景色を見たくなり、フェリーの予定を夕方の最終便に変更して利尻山リベンジ登山をすることにした.
利尻山は円錐型の綺麗な容姿から利尻富士と呼ばれている.4〜5年前に礼文島を訪れた際に、その美しい姿に一目惚れしてしまった.利尻島は島全体が一つの山を形作っていて、海の上から眺めた美しい姿は格別だ.
所用で札幌へ行ったついでに、積丹半島で唯一登山道が整備されている積丹岳へ登ってみた.