連休の中休みの空いている平日を狙って久しぶりに大雪山系へ紅葉見物に出かけることにした.
札幌から層雲峡へ向かう途中、時間調整も兼ねて十勝岳の麓をお散歩してすることにした.
地元北海道では後方羊蹄山(しりべしやま)と記述する事は殆どなく、単純に羊蹄山(ようていざん)として親しまれている、コニーデ型の富士山タイプの単峰だ.
これまで何度となく利尻を訪れているが、殆どが登山目的だったため利尻島内を殆ど散策したことがなかった。今回の利尻訪問はコマドリ君に会うことが目的だったのだが、島中至る所からコマドリ君のさえずりが聞こえてきて少し拍子抜けしてしまった。
今年の北海道遠征は当初は十勝岳連峰から大雪山系を縦走する予定だったが、台風18号とまともにぶつかってしまったため急遽予定を変更して6日遅れで北海道入りすることにした.どの空港から北海道入りしようかと考えあぐねていたが、たまたま宗谷地方だけが晴れていたので十勝岳連峰は諦め、稚内空港経由で利尻へ向かうことにした.
毎年9月下旬の紅葉シーズンに大雪山系の山々を訪れているが、今年は一泊二日の短期間での滞在だったので公共交通機関が使える高原温泉から旭岳温泉までのショートトレイルとした.今年の北海道は相次ぐ台風の直撃を受け、大雪周辺の道路網や鉄道は壊滅的な被害を受けて未だに不通が続いていた.
今回の北海道遠征では大雪山の縦走を短縮して切り上げたので、余った日程で積丹半島を周遊することにした.初日は積丹岳に登り、積丹で一泊してから札幌に戻ることにした.積丹岳は6年程前にも登っているが、日本海を一望したくて再び訪れることにした.
昨日のガスまみれの天候とは打って変わって、空は雲一つ無い絶好のコンディションだった.今回の縦走の最終日が最高のコンディションとなったことに感謝しながら化雲岳へ向かう.
天気予報では晴天が続く筈であったが、大雪の山の上は昨夜から雨模様となっていた.昨夜避難小屋に泊まっていた人達はまだ雨が降り続く中次の目的地へ向けて出て行った.今日の予定は五色岳、化雲岳を経てトムラウシ山を目指すが、天気が良くないのでとりあえずトムラウシ山へ向かう前にヒサゴ沼に立ち寄ってテントを張ってから、身軽な状態でトムラウシ山をピストンすることにした.
知床連山の縦走を諦めて札幌で天候の回復を待っていたが、連休後半からはまずまずの天候に恵まれそうだということで、昨年実現できなかった高根ヶ原からトムラウシ山までの縦走を行う事にした.