10
07
2012
精進口登山道
精進湖から富士スバルライン五合目へ(精進口登山道)
この日は田子の浦の海岸からから村山浅間大社を経て富士宮口六合目までの所謂村山古道を歩くつもりで出掛けたのだが、前日の天気予報とは裏腹に静岡県の海側は朝からしとしとと雨が降り続いていた.富士山が全く見えない状態で海岸から富士山を目指しても面白くも何ともないので、急遽予定を変更して富士宮駅前からそのままバスに乗り国道139号線を河口湖方面へ向かい、精進湖畔から富士スバルライン五合目まで続く精進口登山道を歩くことにした.
精進口登山道入口のある赤池バス停で降りたものののまだ雨が降り続いていたので、バス停前のレストハウスで朝食を食べながら暫く雨宿りをしていた.雨が小降りになり次期に晴れそうな雰囲気だったので、精進口の登山道入口に向かうが入口が分かり難くそのまま500mぐらい通り過ぎてしまった.一旦戻るような形でようやく登山道入口を見つけるが、入口の案内標識は何故か終点と表示されている.どうやらスバルライン五合目が起点で登山道の入口が終点ということのようだ.
最初はアスファルト舗装された道が続き、途中で砂利道から土の地道に変わったが、登山道の勾配はとても緩く殆ど平地を歩いているような感じで歩く事ができる.道幅もとても広く林道を歩いているような感覚だ.登山道の廻りは常に木々で覆われているので夏場は殆ど日陰の中を歩くので涼しそうだ.
青木ヶ原樹海の中を抜けながら高度を徐々に上げて行くに従って植物の植性が変化して行くのが分かる.富士風穴の手前でエコツアーの団体さんに遭遇したが、それ以外はトレイルランニングのおじさん3人組と初老の男性が引き連れていた4〜5人組のおばさんたちのグループに会っただけだった.
おばさん達のグループと三合目ですれ違ったとき先頭を歩いていた畠堀さんの顔を見たときにどこかで見た顔だと思ったら、前日の夜読んでいた『富士山村山古道を歩く』の著者の畠堀操八さんだった.すれ違いざまに本を書かれた畠堀さんですよね?と尋ねるとやはり畠堀操八さん本人だった.上り下りのすれ違いだったのであまり時間もなく、簡単な挨拶と来週村山口を歩く予定であることを告げることしかできなかったが、時間があれば村山古道の様子を根掘り葉掘り聞いて見たかった.
精進口登山道は勾配がとても緩くスピードを出しやすいのでついハイペースで歩いてしまい、最後の方では大部バテてしまった.道も殆どフラットで登山道を歩いているような感覚が殆ど無いので、何だかとても物足りない感じだ.トレッキングシューズでなくても普通のスニーカーでも問題無いだろう.
精進口登山道は自然観察やエコツアーで歩くにはとても面白そうなコースだが、単調で退屈なコースが延々18km近く続くので山歩きその物を楽しみたい人にはあまりお勧めできないコースかもしれない.
Zoom Level: Bearing(Heading): Pitch: Grid Interval:
GPSファイル: https://y2works.net/trip/wp-content/uploads/GPS/Y2012/Oct07ShoujikoTrail.gpx