島武意海岸 積丹半島


Date/Time: 2015:09:26 11:43:47
Camera: PENTAX
Model: PENTAX K-5 II s
Exporsure Time: 1/640
FNumber: 5.0
Aperture Value: 4.6
Focal Length: 21.0

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02

2023

アカショウビンを探して(秋田市仁別地区)

アカショウビンを探しに秋田へ赴くが...


唐揚げ定食(税込み1,078円) 無料キャンプ場 芝地のフリーサイト トレーラサイト この日は4サイト 太平山リゾートの全体図 熊さん注意!!! サイクリングロードが閉鎖 倒木や草ぼうぼう リゾート内の宿泊施設 パークゴルフ場は大賑わい

2016年の5月の大峰奥駆けトレイルで前鬼宿の小仲坊でアカショウビンを見かけて以来、何度となくアカショウビン探しの旅を続けているが、未だにアカショウビンとまともに出会えていない.


アカショウビンは5月頃から繁殖のため日本各地に渡ってくるが、日本に飛来するアカショウビンの数が少ないことや、アカショウビンが繁殖可能な場所が山奥のブナなどの広葉樹林帯が広がる渓流や湖沼などの湿地帯に限られていることもあり、アカショウビンを間近に観察するためには粘り強くアカショウビンの繁殖する場所を探し出さなければならない.


但し、アカショウビンが毎年ほぼ確実にやってくる場所は何カ所か有るようで、そこに行けばそれ程苦労をしなくても、アカショウビンを観察(撮影)することはできるようだ.


尤もこのような場所は、珍しい野鳥をカメラに収めることだけを目的としたカメラおじさん(撮り鉄の野鳥版)達が大勢集まるので落ち着いて野鳥を観察することはできないだろう.カメラおじさん達は直接車で乗り入れることが可能な楽な撮影スポットにしか集まらないので、このような場所を避けるには自分の足で、周辺の森や山奥に分け入っていくしかない.


私自身はアンチマイカーの公共交通機関しか利用しないアウトドア系なので、このような不便な場所でもそれ程苦にはならないので、アカショウビンなどの珍しい野鳥は是非とも自分の足と目や耳を駆使して出会いたいと思う.


今回アカショウビンを探しに秋田に赴いたのは、あきた森づくり活動サポートセンターのホームページで、アカショウビンを紹介した『野鳥シリーズ② アカショウビン』という記事が掲載されており、その中で秋田県の山中でアカショウビンが繁殖していそうな場所が紹介されていたからだ.


この記事で紹介されているアカショウビンの写真はどれも自然の中で生き生きとしたアカショウビンの様子を捉えており、何としてでもこのようなアカショウビンの姿を実際に自分の眼で観察し、写真や音声に収めたいと思っている.(勿論私のような素人のへっぽこの腕前ではこのような写真を撮ることは到底無理だとは承知しているが、下手な鉄砲でも数打ちゃ当たる方式で頑張ろうと思う)


…という訳で、この記事で紹介されている秋田市の郊外に位置する太平山リゾートから、仁別国民の森までの旭川沿いの渓流にアカショウビンを探しに行くことにした次第である.


今回は秋田駅前から路線バスで行くことが可能な太平山リゾート施設内にある、無料のキャンプ場にテントを張り、翌朝早朝に、旭川沿いに続くサイクリングロードに沿って仁別国民の森まで歩いて往復することにした.


天気予報ではそこそこ晴れることになってはいたが、実際は土日の2日間とも天気は時折雨が混じるどんよりした天気で、晴れ間はほとんどなかった.前日の雨で地面は濡れており、湿度が高くかなり不快な天気模様だった.キャンプ場の周りではホトトギスやアカゲラなどが盛んに飛び回っていた.太平山リゾート周辺は格好のバードウォッチングポイントのようだ.


私の想定では、早朝の旭川沿いの渓流ではアカショウビンのさえずりが響き渡っている筈だったが、実際はこの土日の2日間でアカショウビンに関しては影どころか囀りすら聞くことができなかった.


何よりも大誤算は、旭川沿いのサイクリングロードが植物園の先で閉鎖されており、倒木や草ぼうぼうで荒れ放題でまともに歩けるような状態ではなかった.仁別国民の森周辺だけでも歩いてみたかったが、残念ながら仁別国民の森へは路線バスの便がなく、車道を延々と遠回りしながら歩いて行くしか方法がないようだ.


サイクリングロード沿いに歩いて行くことを諦め、とりあえず植物園内で暫く野鳥の囀りを収録することにした.早朝でまだ誰も居ない植物園では野鳥の囀りを録音するには最適な場所ではあったが、園内や草ぼうぼうのサイクリングロードはジメジメした場所が多く、あっという間に上半身や首筋までヒルにとりつかれてしまった.


勿論靴やスパッツには山ヒル忌避剤を塗りまくっていたが、ほとんど効果はないようだった.サイクリングコースはヒルの巣窟のようで、雨上がりのジメジメした高温ということもあり、ヒルにとっては飛んで火に入る夏の人間だったようだ.


サイクリングロードの閉鎖と容赦ないヒルの襲撃に加え、もっと深刻だったのは休憩していた植物園の四阿の目と鼻の先の園内に熊が現れたことだ.最初は植物園内で誰かが熊よけ目的で奇声を発しているのだろうと思っていたが、どうも人間の声にしては様子がおかしい.何の声か分からないので少し不安だったが、それよりも体中に取り付かれたヒルを探して退治する事で手一杯だった.


暫くすると奇声は遠ざかって聞こえなくなったが、先ほどまで奇声が響いていた池の裏手の斜面から撮影機材を持っていた2人組の男性がこちらの方へ降りてきた.この2人組の男性の話から、先ほどまで奇声を発していたのは人間ではなくて親子の熊(母熊と子熊2頭)であったことを知った.


どうやら先ほどの奇声は、母熊が小熊に対して人間を警戒する意味で発生していた警戒音か、あるいは人間を威嚇するための警告音だったようだ.


熊の親子いた斜面は樹木が生い茂っていたので、私が休憩していた四阿からは目視で直接熊の親子を確認することはできなかったが、警戒音を発している母親の熊までは数十メートル程度しか離れていないような感じだった.四阿に居た地元のバーダーさんの話ではどうやらこの2人組の男性は地元の大学か何かの先生のようで、熊か何かの調査目的で植物園に来ていたようだ.2人とも腰にはしっかりと熊防御スプレーを携えていたので、この辺りの山に入る場合は熊防御スプレーは必需品のようだ.


帰り際にキャンプ場の管理事務所で周辺の熊の出没状況を尋ねると、やはり植物園の裏山は熊の通り道となっているようで、結構頻繁に目撃されているということだった.


突然の熊さんの出現でバードウォッチングどころではなくなり、仁別周辺でのバードウォッチングを諦めて帰ることにした.熊注意の看板はキャンプ場内でも見かけていたが、植物園の中で熊に遭遇するとは思いもよらなかった.尤も植物園とは言っても柵も何もない自然の環境をそのまま利用しただけの施設なので、熊さんが園内に現れても何の不思議もない場所ではあるのだが...


今回もアカショウビン君にはふられてしまったが、先の戸隠森林植物園での熊との遭遇以来、どうやら熊さんとは縁があるようで、私もこれからは熊対策用の防護スプレーを常に持参することにしようと思う.



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【野鳥サウンドライブラリ】


秋田市植物園に隣接するサイクリングロードで収録した野鳥のさえずり.
(姿を確認できてはいないが、多分黒ツグミと大アカゲラのドラミング)



(秋田市植物園のサイクリングロードで収録 7/02 2023 5:11AM)[MPEG4 Audio(m4a) ]

Akita Botanical Garden

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