島武意海岸 積丹半島


Date/Time: 2015:09:26 11:43:47
Camera: PENTAX
Model: PENTAX K-5 II s
Exporsure Time: 1/640
FNumber: 5.0
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Focal Length: 21.0

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y2trip » 大山ハイキング

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2009

大山ハイキング

大山へ登頂


minoge_bus_stop 蓑庵 通行止め 髭僧の滝 斜面崩落 歩き易い登山道 ヤビツ峠 イタツミ尾根道 表参道との合流地点 大きな鳥居 阿夫利神社頂上社 伊勢原・秦野方面 大山頂上 viewfromtop_enoshima viewfromtop_yokohama viewfromtop_hometown 不動尻方面への分岐 見晴台 動物のヌタ場 お地蔵さん 登山口入り口 日干し稲 彼岸花の残骸 仁王様(呍形) 仁王様(阿形) 日向薬師


大山(神奈川県)は自宅の窓から見える最も身近な山であるにも関わらずこれまで登頂したことがなかった.6月に大山阿夫利神社の下社までは行ったが、あいにく天気が悪く頂上へは登らなかった.


このところの東北・北海道方面への百名山級登山でちょっと疲れ気味なので、ちょっとしたハイキング気分を味わいに大山へ出掛けた.朝早くから出かけていれば、大山から二ノ塔、三ノ塔、行者岳を経て塔ノ岳という丹沢表尾根コースを取るのだが、家を出たのがお昼前だったので、今回は大山だけにした.


前回は大山の表参道を歩いたので、今回は秦野駅からバスで蓑毛へ向かい、そこからヤビツ峠を経てイタツミ尾根経由で大山頂上を目指すことにした.大山頂上からは雷ノ峰尾根を下り、見晴台を経て前回と同じく九十九曲り経由で日向薬師へ下りることにした.


秦野駅前午前11:30発蓑毛行きのバスは登山客は5名ほどしかいなかった.殆どの登山客は朝7〜8時台のバスに乗るので、こんな時間に乗る人達は登山と言うよりはハイキング目当ての人達なのだろう.バスは20分ちょいで終点の蓑毛バス停に到着した.この日は連休の中日で天気が良かったこともあり、自転車でヤビツ峠を目指す人達が多かった.自転車ブームなのは知っていたが、こんな厳しい山岳地帯まで自転車で登って来ることに驚かされる.皆レース仕様の高そうな自転車にお決まりのロードレーススタイルで格好良く決めている.登山は中高年が圧倒的に多いが、こちらは20〜30代くらいが主流のようだ.


蓑毛バス停からヤビツ峠へ抜ける登山道に入ると暫くは舗装されたコンクリート道が続く.途中に阿夫利神社下社へ抜ける『関東ふれあいの道』との分岐があり、その先に茅葺き屋根の大きな割烹料理屋さんがあった.屋根は修理中らしく大部分が青いビニールシートで覆われていたが、登山帰りに立ち寄るには良さそうだ.


暫くコンクリートの道を登って行くと、いきなりこの先立ち入り禁止の車止めに道路を塞がれてしまった.台風による土砂崩れで登山道が崩落しているらしい.本当に立ち入り禁止なのだろうか.3日前の台風18号で崩れたのだろうか.標識が少し古かったので3日前の台風18号ではなさそうだ.側にキャンプ場らしき場所があり、そこに同じバスに乗り合わせていた年輩のご夫婦が休憩していたので、私もそこで暫く様子を見ることにした.このご夫婦に立ち入り禁止になっていますねと話しかけると、先程山から下りてきた人に斜面が崩れて歩きにくくはなっているが、通れないことは無かったと聞きましたよと教えていただいた.


良かった.どうやらヤビツ峠まではこのまま登山道を行けそうだ.ご夫婦にお礼を言い、一足先にヤビツ峠へ向かった.途中で沢を渡るとその先に『髭僧の滝』の案内標識が立っていた.面白そうなのでちょっと寄ってみることにした.山道を10分程で目当ての滝らしい場所に出た.豪快な滝を想像していたが何の変哲もないただのこぢんまりとした小さな滝だった.ちょっと肩すかしを食らった気分だったが渓流遊びをするには楽しそうな場所だった.


元来た道を引き返しヤビツ峠へ向かった.道はとても歩きやすく快適な山道だった.途中に台風による崖崩れ箇所があり、虎ロープが張ってあったが十分徒渉可能な状態だった.通行止めは少し大袈裟なような気がする.途中のキャンプ場と髭僧の滝で寄り道したので遅くなってしまったが、ヤビツ峠までは1時間もあれば十分だろう.


ヤビツ峠は丹沢表尾根コースのベースポイントだけあって登山客や自転車部隊で賑わっていた.売店や立派な公衆トイレ、駐車場などもあり、登山の拠点に相応しい所だった.トイレの前のベンチで暫し休憩を取った後、大山山頂へ向けてイタツミ尾根へ向かった.


イタツミ尾根も登山道が荒れないように丸太で階段が組まれいるので、歩くのは結構しんどかった.丸太の階段以外に何か方策は無いものだろうか.丸太の階段道を歩くのは通常の何倍も疲労が蓄積するのでできれば止めて貰いたいものだ.午後2時近くになると登る人たちよりも圧倒的に下りてくる人達の方が多くなる.いい加減挨拶するのも面倒になってくる.


イタツミ尾根はその殆どの部分で視界が開けていないのでただひたすら登るのみである.阿夫利神社の下社からの表参道と合流すると、そこから頂上は直ぐのようだ.大きな金属製の鳥居をくぐり、ようやく阿夫利神社の頂上社前に着いた.頂上付近は人でごった返していてゆっくりと休める場所はなさそうだった.


頂上からは関東平野一面を見渡せるらしいが、遠くの方は霞んでいてよく見えない.江ノ島や横浜辺りは確認できたが、自分の住んでいる場所がどの辺りなのか良く分からない.自分の家からは大山が間近に見えるのに、山の頂上からはあまりに小さすぎて確認できない.


頂上で20〜30分程休憩した後、雷ノ峰尾根を見晴台へ向けて午後3時少し前に下山を開始した.小学生くらいの子供を連れた家族連れが多いのか、子供達の歓声で下山の道は賑やかだ.親たちは疲れ切っているのとは対称的に子供達は元気だ.40〜50分程で見晴台に到着した.前回はここから頂上を望むことはできなかったが、今日はハッキリと頂上を望むことができた.


前回と同じく見晴台から日向薬師方面へ下りて行く.途中に道の真ん中に鹿やイノシシなどの動物が掘ほじくったと思われるヌタ場のようなものができていた.九十九曲りの急な下りを降りきる頃には流石に膝が少し痛くなっていた.


日向薬師周辺は彼岸花の自生地として有名で、お彼岸の頃には大勢の人で賑わうのであるが、もうじき10月も半ばになろうかという頃では名物の彼岸花は完全に枯れていた.今年は完全に見逃してしまったので、来年のお彼岸の頃にまた来ようと思う.日向薬師に立ち寄ってからバスで伊勢原駅に向かった.鶴巻温泉まで一駅戻り、『弘法の里湯』で一風呂浴びて行こうと思ったが、入浴料金の高さと混雑に嫌気がさして、お風呂には入らずにそのまま帰宅する事にした.入浴料金1,000円はないだろう!!! 利尻富士温泉は500円で入れるのにね.登山客が考えることは皆同じなのか、『弘法の里湯』は大勢の登山客が帰りに立ち寄っていた.

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