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04
2021
信夫の里(福島市)をお散歩
信夫の里
前回福島を訪れた時は福島駅から文知摺観音までの間をバスで往復しただけだったので、桃源郷のような信夫の里をゆっくり歩いて見ようと思い、桜と桃の花が一斉に咲く頃を見計らって出掛けることにした.
週末の絶好の花見日和ということもあり混雑を避けるため、シャトルバスではなく一般の路線バスで花見山へ向かい、観光客だらけの花見山を避けて周辺を散策することにした.
あまりにも観光地化してしまった花見山ではあるが、桃源郷の世界観を味わうことができる贅沢なお散歩を楽しめた一時だった.また来年もこの季節にお散歩に訪れてみようと思う.
時間が余っていたので、福島盆地を一望できる信夫山に寄ってみることにした.信夫山は標高300mにも満たない低山だが、頂上付近は花見の観光客も居ない、静かなお散歩を楽しむことができた.
前回は医王寺までしか足を伸ばせなかったが、今回は奥の細道縁の地である飯坂温泉に立ち寄ることにした.飯坂温泉も他の温泉街と同様に街全体に斜陽感が漂っていた.鯖湖湯というかなりレトロな共同浴場で一風呂浴びてから帰宅することにした.
芭蕉は奥の細道で、飯坂温泉で灯りもない貧家で雨漏りや蚤・蚊に襲われただけではなく、持病まで発症して散々な目に遭ったと記しているが、これは物語を面白く見せるための創作話とされている.当時の飯坂温泉にとってはとんだ風評被害だったかもしれないが、芭蕉と曽良が滞在したことで温泉地としての知名度が上がったのであれば怪我の功名だったかもしれない.
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