5
06
2007
5/6 宇和島から宇和へ
5/6 宇和島から宇和へ
宇和へ
ホテルの窓から駅のプラットホームが見える.天気が良ければ港の方まで見渡せたのかもしれないが、あいにくまだ雨が降り続いていた.駅の待合室は連休の最終日ということもあり、お土産の紙袋を沢山抱えた家族連れの人達が列車の時間待ちをしていた.
午前10時過ぎチェックアウトを済ませ、まだ雨が降りしきる中、41番龍光寺へ向けてJR予讃線沿いの道を歩きだした.北宇和島駅からはJR予土線に沿って県道57号線を務田(むでん)へ向かい、務田駅の手前で県道を逸れ田圃の中の道を龍光寺へ向かった.
龍光寺は小高い山の麓にあった.狭い境内に本堂と大師堂が並んで配置されていて、その奥の高いところに神社があるというちょっと変わったお寺だった.昔は正面の神社がメインの札所で、明治の神仏分離で無理矢理お寺と分離したのでこのような形態になったのだろう.
龍光寺から2〜3km先に42番佛木寺があった.古い立派な山門が印象的なお寺だったが、境内にはお遍路さんが数名居ただけで閑散としていた.お参りの後で納経所の方にこの先の歯長峠の状態を聞いて見たところ、この程度の雨であれば問題なく通れるというので峠越えの山道を行くことにした.
佛木寺を出て800m位行ったところで県道を逸れ、松山自動車道に沿うように山の斜面を登って行った.歯長峠の標高は480mで頂上まではかなり急な上りが続いた.この峠は鎖場があるというので険しい山道を想像していたが、鎖につかまらなければ登れないというような道でもなく、とても歩きやすい山道だった.
雨で湿った地面が嬉しいのか、例の特大青みみず君が元気に這い回っていた.峠の頂上には送迎庵見送り大師という小さな庵があったが、コンクリートブロックでできていたので庵というよりも物置小屋のようだった.峠を降りたところに歯長地蔵という小さなお堂が建てられており、お供えの花がきれいに供えられているところを見ると、地元の人たちに大切にされているお堂のようだった.
肱川に沿って宇和の町へ向かったが、宇和インターチェンジ付近で遍路道を見失ってしまった.遍路標識を探し回るのは面倒なので大凡の見当だけをたよりに適当に歩いていたら運良く43番明石寺へ辿り着くことができた.
明石寺は小高い山の上にあるとても落ち着いた風情のあるお寺だった.お寺に着いた時には5時近くになっていて私のほかにはお参りの人が2〜3人程しか居なかった.お参りを済ませ明石寺の境内の裏山を越えて行く道を通り、上宇和方面へ抜けて行くつもりでいたが、道を間違えて聾学校の横を抜けて卯之町駅方面へ出る道に入ってしまった.大分遠回りになってしまったが、卯之町の街中を通り抜け今夜の宿である宇和パークホテルへ向かった.
起点
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経由地
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終点
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区間距離
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累積距離
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備考 |
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ホテルクレメント宇和島 |
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41番 龍光寺
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8.5 km |
30.4 km |
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41番 龍光寺 |
→ |
42番 佛木寺
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2.6 km |
11.1 km |
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42番 佛木寺 |
→ |
歯長峠 |
→ |
43番 明石寺
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10.6 km |
21.7 km |
峠越え |
43番 明石寺 |
→ |
宇和パークホテル
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3.7 km |
25.4 km |
この日の歩数:42,974 歩 【累積歩数:1,207,407 歩 】 歩行距離:25.4 km【累積歩行距離:729.8 km 】
宿泊先: 宇和パークホテル
【 TEL 0894-62-2211 FAX 0895-23-6666 】
〒797-0046 愛媛県西予市宇和町上松葉325
洗濯機 乾燥機: 有り(コイン方式)
スパが併設されている(宿泊客は無料)
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