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2023
森吉山周辺をお散歩
森吉山周辺を散策してきた
秋田県の中央部に位置する森吉山は一等三角点百名山に指定されている標高1,454mの独立峰で、世間一般では花の百名山として知られている.冬場は樹氷が見られるスキー場としても人気があるようだ.
花の百名山と称されるだけあって、6月から7月上旬にかけての花の季節には、花目当ての大勢の登山客が訪れるという.夏場でもスキー場のゴンドラを使えば一気に八合目まで簡単に行けるので、体力の無い年配者や子供連れでも簡単に頂上に辿り着けるので、とても登り易い山だ.
今回は7月下旬だったので、花の季節としては遅すぎたようで、ニッコウキスゲぐらいしか残っておらずちょっと残念だった.いつもは持ち歩いているGPSを家に置き忘れてしまったので、GPSによる行程のトレースができなかったが、今回は阿仁スキー場(ゴンドラ) → 山頂駅 → 森吉山神社 → 阿仁避難小屋(泊) → 森吉山頂 → ヒバクラ登山口 → 森吉山野生鳥獣センター → 桃洞滝(往復) という1泊2日の行程で散策を行った.
森吉山周辺へのアクセスは公共交通機関が殆ど無いので、私のようなアンチマイカー族にとっては高額のタクシー代が負担となってなかなか足を踏み入れ難いのではないかと思っていたが、『北秋田市が提供している二次アクセスプラン』で紹介されている森吉山シャトルという乗り合いタクシーを利用することにした.今回は往きの 阿仁合駅 → 阿仁スキー場、帰りの 野生鳥獣センター → 阿仁前田駅 間を利用させて貰った.
北秋田市観光物産協会のホームページに周辺の観光情報が色々と載っているので、森吉山周辺を訪れる際は事前に情報を仕入れておくと良いだろう.
森吉山の登山道はスキー場側やコメツガコースは整備されていて歩き易い道だったが、ヒバクラ登山道は利用者が少ないためか、あまり手が入れられていないようだ.整備自体はそれなりになされてはいるのだが最悪だったのは、登山道保全のために木を輪切りにしただけの木材を踏み石代わりに敷いてあったことだ.

木を輪切りにしただけの踏み板は滑り易く危険な最悪の登山道保全方法だ
これが最悪だったのは、木の表面が腐食していてコケだらけで、まるで氷の表面のように滑り易くなってしまっていた.このため至る所に埋め込まれているこの木の踏み板を避けて歩かねばならなかったので、とても神経を使い疲労困憊した.
気付かずに木の板を踏んでしまうと、転倒して大怪我をしてしまうので、最悪の登山道保全方法だ.登山道を管理している部署に直ぐに腐った木の踏み板の撤去を求めたい.
今回は森吉山のお花畑は見ることができなかったが、ノロ川周辺のブナの森と桃洞渓谷の散策できたことが一番の目玉だった.次回森吉山周辺を訪れる際は、6月中旬ぐらいに的を絞り、ブナの森でクマゲラやアカショウビンなどの野鳥を探すことにしよう.