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2020
那須茶臼岳周辺トレイル
またしても悪天候に阻まれてしまった
昨年11月初旬の那須連山縦走計画は、強風と雪に阻まれてしまい急遽芭蕉の足跡探訪の殺生石見物になってしまったが、今回はひょっとしたらまだ紅葉を楽しめるのではないかということで、前回の雪辱を果たすべく、三本槍岳の1等三角点ハンティングに出掛けることにした.
前回と同様、関東平野は秋の晴天に恵まれていたが、那須に着くと何故か急に雲に覆われ道路は雨に濡れていた.どうも那須の天気は関東地方を機銃に考えてはいけないようだ.下界は完全に晴れていても那須山麓だけは直ぐに雲に覆われてしまうようだ.
今回も山の上はもの凄い風のようだが、とりあえずロープウェイは運行をしていたので大丈夫だろうと言うことで、峠の茶屋から峰の茶屋避難小屋のある稜線に出ることにした.朝早くからロープウェイで登った人たちが次々と降りてくる.避難小屋に近づくに従って風がどんどん強くなってきた.あまりの強風に途中何度も立ち止まって強風をしのぐ.
那須連山は風が強いことで知られているが、ここまで凄い風が吹き荒れるとは思いも寄らなかった.聞きしに勝る強風だ.峰の茶屋避難小屋でしばらく待避してから三本槍岳方面へ向かうが、風下の巻き道から稜線部分に出た途端立っていられない暴風で、地面に四つん這いになって風をしのぐが、とても歩けるような状況ではなく、三本槍岳方面は諦め峰の茶屋避難小屋へ引き返した.
暇つぶしに三斗小屋温泉方面へ向かう樹林地帯のハイキングコースを周回してみることにした.残念ながら10月下旬では既に紅葉シーズンは終わってしまっていたようで、殺風景なコースだった.
時間があれば沼原へ行ってみたかったが、行って戻ってくる時間は無さそうだったので今回は茶臼岳巡りをしてから、昔ながらの登山道である、高雄口コースで麓の湯本温泉へ下山することにした.降り積もった落ち葉の下に隠れている岩に難儀したが、茶臼岳方面へ向かうには一番風情のある良いコースだと思う.殺生石と浄水場の間の登山道が全く整備されておらず、笹藪の中を藪漕ぎしなければならなかったのがとても残念だった.
帰りに、湯本温泉名物の鹿の湯に立ち寄ったが、温度別の掛け流しの小さな浴槽が数個あるだけで、洗い場も何もなかった(石けんやシャンプーも禁止).公共交通機関で帰宅するのであれば、日帰り入浴を行っている旅館やホテルの方が良いだろう.
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