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06
2014
須走口で鳥録
富士山須走口に鳥を探しに行ってきた
この所週末は雨続きで何処にも行けなかったが、日曜日は久しぶりに雨にならないという天気予報だったので富士山の須走口へ野鳥を探しに行ってきた.
富士山中腹のバードスポットとしては富士吉田側のスバルライン沿いの五合目の手前に位置する、御庭の奥庭荘の人造の水場が有名だが、大勢のカメラマンで混雑しているのが目に見えているので、須走口を中心に彷徨いてみることにした.須走口の新五合目付近は登山客や観光客がいるので登山道の周りはバードウオッチングにはあまり向いていないが、登山道を外れれば邪魔をされずにゆっくりと野鳥を観察できると期待していたのだが...野鳥撮影が目的であればコーワのプロミナー500mmレンズとPentaxKIIs、GITZOの三脚の組み合わせの重量級の装備で出掛けるのだが、今回はこれらの撮影機材は一切持ち出さずに、購入したばかりのPCMハンディーレコーダ Zoom H6 片手に、鳥の鳴き声を収録するのが目的だ.
まだ、ちゃんとしたコンデンサーマイクの準備ができていないので、今回はZoom H6の標準装備のXYステレオマイクとMSステレオマイクだけを使って収録する事になった.標準マイクでどの程度まともな録音ができるのかというテスト的な意味合いが強いので、とりあえずその辺で鳴いている鳥君達のさえずりを手当たり次第録音してみた.
今回はZoom H6を三脚やマイクスタンドには取り付けずに、手持ちや直置きで収録したのでハンドリングノイズや振動などが耳障りなノイズとして録音されてしまっていた.やはり外付けのまともなコンデンサーマイクを専用のアイソレーションホルダーで保持しなければまともな録音は無理なようだ.この日の須走口は完全にガスっていて、ポツポツと雨が落ちてくるというバードウオッチングには最悪のコンディションで野鳥の姿の確認すら困難な状況だったが、それなりに野鳥たちがさえずってくれたので何とか当初の目的は達成できた.
今回は富士箱根トレイルコースに沿って林の中を散策したのだが、このコースは直ぐ側を富士あざみラインが通っているので、折角の綺麗なさえずりが車の爆音にかき消されてしまってまともな収録ができなかった.この時期の須走口を選んだのは大失敗だった.
Zoom H6 ハンディーPCMレコーダ
鳥の撮影だけでは物足りず、きれいなさえずりをどうしても録音してみたくなった.昔ならポータブルデンスケとパラボラ集音器を持ってノイズとの格闘だろうが、現在は小型で高性能なハンディタイプのPCMレコーダがあるので、本当に手軽に録音できるようになった.DSLRでビデオ撮影も面白そうだが、DSLRカメラでのスチル撮影では撮影時のシャッターノイズが大きすぎるので、撮影するか録音するかのどちらかを選ばなければならないだろう.
まだちゃんとしたファンタム電源タイプのコンデンサーマイクロフォンが無いので、現在はH6標準の本体取り付けタイプのマイクロフォンモジュールしか使えないが、内蔵タイプのマイクロフォンでは本体のタッチノイズを拾ってしまうので、やはりちゃんとした外付けタイプのマイクロフォンを用意しないと思ったような録音はできないだろう.
Zoom H6 がH5の発売により大部安くなったので、思い切って購入してみることにした
Zoom Level: Bearing(Heading): Pitch: Grid Interval: