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01
2012
i-gotU GT-820シリーズ
i-gotU GT-820シリーズがリリース
以前 Mobile Action Technology社製のGPSロガー i-gotU GT-800シリーズを簡単に紹介したが、その続編としてi-gotU GT-820シリーズが発売されるようだ.現時点ではまだ出荷はされていないようだが、Expansys などでは予約注文を受け付けているようだ.9/1時点でGT-820Proの値段は12,056円となっていた..
i-gotU GT-820シリーズの詳細は、http://global.mobileaction.com/product/product_i-gotU_GT-820.jspを参照して欲しい.
以前のGT800シリーズよりも大きくデザインが変わっていることと、スペックを見ると日本の準天頂衛星『みちびき』の信号を受信できるようになっているようだ.どこまで『みちびき』の信号に対応しているのかは不明だが、GarminのeTrex Jシリーズに続き、『みちびき』対応のGPSツールが出回るようになってきたようだ.
ちなみにGT-820シリーズのGPSチップはSIRF Star IV Low Powerを使用している模様.バッテリー(Li-ion 650 mAh)の持続時間の記述は見あたらないが、多分GT-800シリーズと同じ程度か、新しいSIRF Star IVチップの消費電力が低ければもう少し向上しているかもしれない.
【追記】GT-820Proは希に見る駄作だ.買わない方が無難!!!.
2013年の正月にこのGT-820Pro を入手したが、正直なところとても他人にお勧めできるような製品ではなかった.操作性(ユーザインタフェース)はこれまで経験したことのないくらい最悪なもので、このGPSロガーを手に持って何度か街中を歩いて見たが、GPSの補足性能はかなり悪い.コンパスのキャリブレートも全く機能せず、良いところが全くない.このところ忙しくてまだ山へ行けていないが、多分山でこのGPSロガーを使う気にはならないだろう.
御殿場乙女峠バス停から乙女峠までのGPSトラック比較
参考までにGT-820Proを御殿場市の乙女峠登山道でログを採ってみた結果を電子国土上に表示してみる.緑のラインがGT-820Proで、赤のラインがGarmin eTrex30 のログだ.
登山道は樹林地帯だが杉や檜の人工植林地帯ではないので上空の視界はそこそこ開けている.登山道としてはどこにでもあるような一般的なコースと言える.街中での衛星の捕捉状況が良くなかったので、殆ど期待していいなかったが山ではそこそこ衛星を捕捉しているようだ.
折角最新のSIRF Star IV チップセットを使っているのだから、もう少し設計を見直して受信精度や衛星の捕捉状況を改善して欲しいところだ.尤も肝心のユーザインタフェースが普通に使えるレベルになるには一から設計を見直さないとならないので期待はできないだろう.
Zoom Level: Bearing(Heading): Pitch: Grid Interval: