大峰 奥駆道を行く行者さん


Date/Time: 2016:05:02 07:51:38
Camera: PENTAX
Model: PENTAX K-5 II s
Exporsure Time: 1/100
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Focal Length: 21.0

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y2trip » iPhone用GPSナビアプリ『FieldAccess』

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26

2011

iPhone用GPSナビアプリ『FieldAccess』

iPhone用GPSナビアプリ『FieldAccess』を試してみた


iPhoneを簡易GPSナビとして使えるようにするアプリケーションとして、代表的な物として『FiledAccess』、『DIY GPS』などがあるが、今回『FiledAccess』を実際に山で試してみたので、簡単に紹介しておくことにする.


『FiledAccess』の詳細は、http://dendrocopos.jp/fieldaccess/にこのアプリの機能や操作方法等が載っていのでそちらを参照して欲しい.(注:このアプリは現在は入手不可となってしまったようです)


今回『FiledAccess』を試したのは2世代前の iPhone3GS(2年半使用したのでバッテリーはちょっとへたれ気味です)なので、ハードウェアの性能は現在のiPhone4Sと較べると相当悪いのではないかと思われる.


GPSとしての性能はiPhoneの内蔵GPSの性能に大きく依存しているが、このアプリの最大の特徴は国土地理院の1/25000地形図を予めiPhoneにダウンロードして見ることができることだろう.『FiledAccess』自体の謳い文句は「地形図Viewer for iPhone 」なので、主体は1/25000地形図のビューワーということのようだ.勿論、GPSナビとしての機能も抜かりなく、現在地を地図上にリアルタイムで表示できるだけではなく、移動軌跡を表示したり、GPSロガーとしての機能も持ち合わせている.


iPhoneには最初から組み込まれている Google Mapsの機能があるが、このアプリでは電波が届かない場所では表示することが出来ないという最大の欠点があるが、例え電波が届いていたとしても、Google Mapsのスカスカの山岳エリアの情報では全くの役立たずだ.


その点この『FiledAccess』の地図情報は最強の1/25000地形図なので、山屋さんにとっては心強い味方だ.


地形図を読み込んでおく
予め1/25000地形図を読み込んでおく
現在地を表示してみる
現在地を表示してみる


GPSトラッキング表示
GPSトラッキング表示も可能
ヘディング表示
ヘディング表示をさせてみる(姫次にて富士山方向)


GPSトラック表示
記録されたGPSトラック
GPSトラックを外部へ書き出し
GPSトラックデータ(GPX)を外部へ書き出し



『FiledAccess』の操作はマニュアル等を読まなくても大体は分かるだろう.iPhone(IOS)アプリとしても基本を押さえたGUIでiPhoneユーザであれば直感的な操作ができるだろう.


地図の表示もスムーズで見やすく、任意の倍率にズームできますのでとても重宝する.肝心のiPhoneのGPS性能だが、やはりGPS専用機に較べると見劣りするが、普段登山道しか歩かないような一般的な登山者にとっては十分な精度だろう.


何万円もするGarminなどのGPSナビツールを買わなくても、手持ちのiPhoneに僅か350円のアプリをインストールするだけで、素晴らしいGPSナビに変身するので、山屋さんにとってはこのアプリは福音だ.


敢えて欠点(『FiledAccess』ではなくiPhoneそのものの欠点と言って良いでしょう)を挙げるとすれば、

 ・GPSの精度が今イチ
 ・GPS使用時のバッテリーの消費が激しく、僅か数時間しかバッテリが持たない.
 ・iPhone自体に防水機能がないので、アウトドアで使うには不向き.
 ・全ての操作がタッチスクリーンなので一々手袋を脱がなければならないのが不便

 と言ったところだろうか.


山登りをする人でiPhoneユーザであれば必携のアプリケーションだと思う.


尚、『DIY GPS』に関しては使ったことがないので詳しい事はわからないが、こちらはベースとなる地図を自分で取り込んで使うことができる模様.自分で地図を取り込まなければならない面倒くささはあるが、昭文社の『山と高原地図』や登山専用の地図を取り込んで使えるので、1/25000地形図に拘らないのであれば『DIY GPS』も良いのではないだろうか.



参考までに12/25日に丹沢主脈ルートを縦走(大倉→焼山登山口)したときのトラッキングデータの一部を載せておくことにする.


丹沢山から蛭ヶ岳にかけての上空の見通しの効く稜線部分を歩いた時と焼山頂上からの下りであまり見通しが効かない森林地帯を歩いた時のデータで、図中の赤線がATLAS ASG-1(ユピテル)、緑色の線が iPhone3GS(+FieldAccess)の軌跡である.


上空の見通しの良い場所では両者は大差無いが、森林地帯などの見通しがあまり効かない場所ではやはり大部開きが出るようだ.


尚、今回使ったiPhone3GSは購入から2年半経っているのでバッテリの状態は劣化気味で、塔ノ岳頂上からGPSのログを取り始めて6時間半ぐらいでバッテリ切れになってしまった.今回はiPhoneをザックの上部のポケットの中に入れたままで、携帯の電波やWi-Fi、Bluetoothなどは全てOFFの状態でのロギングだったが、日中の気温も殆ど氷点下の環境で6時間持ったのは健闘していると言っても良いだろう.


iPhoneを携帯電話として兼用する場合にはバッテリを消耗するGPSロギングは止めた方が良いだろう.いざというときに携帯として使えなくなっては元も子もない.尤も山中では殆どの場所で携帯の電波が届かないので携帯を当てにすること自体間違いなのだが... 

丹沢山から蛭ヶ岳にかけての見通しの良い稜線(赤:ASG-1、 緑:iPhone3GS + FieldAccess)
Map Center : [ Latitude, Longitude , Altitude ]
  Zoom Level:   Bearing(Heading):   Pitch:   Grid Interval:
Map Style:
Map Options:  
: ( )

View Option:  

Data Overlays:  

焼山から焼山登山口にかけての樹林地帯(赤:ASG-1、 緑:iPhone3GS + FieldAccess)
Map Center : [ Latitude, Longitude , Altitude ]
  Zoom Level:   Bearing(Heading):   Pitch:   Grid Interval:
Map Style:
Map Options:  
: ( )

View Option:  

Data Overlays:  

補足:『FieldAccess』が吐き出すGPXデータ


塔ノ岳頂上からロギングを開始して丹沢山、蛭ヶ岳、姫次、焼山を経由して焼山登山口の手前(ここでバッテリ切れ)までの区間のGPSのトラックポイント数は1045点、経過時間は6時間37分だった.





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