10
01
2011
日向薬師周辺をお散歩
今年も日向薬師周辺は賑やかだった
秋の好天に誘われて伊勢原市の日向薬師周辺へお散歩に出掛けることにした.いつものように大山丹沢切符を買い、伊勢原駅からバスで日向薬師へ向かおうとしたが、日向薬師方面のバスはかなり混んでいたので乗るのを諦めて、そのまま大山ケーブル駅行きのバスで大山の表参道へ向かった.とりあえず大山ケーブル駅から大山寺、阿夫利神社下社へ行き、見晴台を経由して日向薬師方面へ下りて行くことにした.
先日の台風で阿夫利神社下社から見晴台へ向かう歩道は崖崩れで通行禁止(10/14通行禁止解除)になっていたが、登山道が崩壊している訳ではなかったのでそのまま見晴台へ向かうことにした.見晴台から日向ふれあい学習センターまでは九十九曲がりと呼ばれているジグザグの地道の登山道が続く.日向ふれあい学習センターからはアスファルト舗装された車道となり、見晴台から1時間ちょっとで日向薬師へ行くことができる.
日向薬師周辺は彼岸花の群生地として有名で、秋のお彼岸の頃には連日大勢の観光客で賑わっている.今年も田圃や畑の畦をたくさんの彼岸花が真っ赤に染めていた.彼岸花の開花のピークは過ぎていたがまだ蕾の状態の花もたくさんあったのでここ数日間は十分楽しめそうだった.
彼岸花が田圃や畑の畦に群生しているのは自然にそうなったのではなく、田圃の畦をモグラに掘られないように彼岸花を植えたのだと言う.彼岸花の球根にはアルカロイド系の毒が含まれているのでモグラ避けとして有効なのだろう.昔の人の知恵に感心させられた.
現在日向薬師は平成の大改修と称した本堂の修理が行われていた.境内全体が鉄骨の巨大な櫓ですっぽりと覆われてしまい、ビルの建設現場のような何とも無残で見るに堪えない状況だった.今年の正月に日向薬師を訪れたときに直ぐに改修工事が始まることを知ったが、てっきり年内ぐらいに修理が終わるだろうと思っていたら何と今後7年間にも渡って工事が続けられる予定だという.こんな状態が7年も続くと誰もお参りに来なくなってしまうのではないかと危惧しているのは私だけだろうか.
日向薬師はお気に入りのお寺なので、早く修理を終えて鄙びた風情のある本堂が復活することを望みたいものだ.
大山寺の紅葉の参道
雨降山 大山寺
大山阿夫利神社下社
崖崩れで通行止め
二重滝
台風12号の崖崩れ部分は仮設足場が設けられていた
見晴台
まだ蕾の彼岸花も残っていた
田圃の畦や土手を守っている彼岸花
日向薬師周辺は彼岸花の群生地
いきなり工事櫓が目の前に
日向薬師の境内は工事現場になってしまった