小樽 祝津海岸


Date/Time: 2002:10:13 13:04:37
Camera: FUJIFILM
Model: FinePix F401
Exporsure Time: 1/300
FNumber: 7.0
Aperture Value: 5.6
Focal Length: 5.7

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y2trip » 利尻山 沓形コース

10

06

2009

利尻山 沓形コース

利尻山 沓形→鴛泊コース


ペシ岬 フェリーが到着 利尻山 見返台園地 登山口 旧登山道 6合目 沓形の街 頂上 避難小屋 7合目 稜線 8合目 馬の背 三眺山 雲が湧き上がっている 三眺山頂上 頂上付近 険しい稜線 背負子投げの難所 断崖絶壁 親不知子不知 親不知子不知 合流点 三眺山を振り返る 中腹は雲の中 長官山からの眺め 鴛泊の街並み 利尻島 礼文島


昨日の雨も上がり、朝から爽やかな晴れになった.当初の予定では朝1番のフェリーで稚内へ向かい、旭川を経て大雪山系黒岳のある層雲峡温泉へ向かう予定だったが、どうしても利尻山の雄大な景色を見たくなり、フェリーの予定を夕方の最終便に変更して利尻山リベンジ登山をすることにした.


昨日と同じ鴛泊コースを登るのも味気ないので、沓形コースから登って鴛泊コースに下りて来ることにした.沓形コースは難易度も高くかなり危険なコースのようなので、夕方5時30分発のフェリー最終便に間に合わせるにはかなりきつそうだった.


宿の御厚意で余分な荷物はそのまま宿に置かせて貰い、朝1番のフェリーで島を出る親子連れと一緒に車でフェリーターミナルまで送って貰った.フェリーターミナルから沓形までは路線バスで行き、沓形からタクシーで登山口まで行くことにした.バスの窓からは常に利尻山を眺めることができるが、あいにく雲が邪魔をしていて上部の方は見えなかった.利尻山の天候は本当に目まぐるしく変わる.


利尻島の行政の中心機関が沓形にあり、稚内からのフェリーの玄関口の鴛泊よりも街としては発展していた.沓形コース登山口のある見返台までタクシーで1,600〜1,700円程度だったと思う.見返台には展望台があり、観光客が数組展望台を訪れる以外は殆ど人気のない寂しい所だったが、駐車場とトイレ、公衆電話、飲み物の自販機は設置されていた.あいにくトイレのある建物は工事中で利用することはできなかった.


入山届けは公衆電話ボックス内に用紙と届けを出すポストが置かれていた.入山届けには沓形コースは危険なのでなるべく避けるように注意書きが大きく書かれている.危険を承知の上で自己責任で登りますという内容の念書のようなものまで記入するようになっている.鴛泊コースは登山者も多くそれほど危険な箇所はないが、沓形コースには連休中にも関わらず登山者は見あたらなかった.


登山道の入り口は駐車場の直ぐ下50m位の所に有り、入り口に入山者を数えるカウンターの機械が設置されていた.鴛泊コースと同じようにごろごろした岩が多く歩き難い.最初のうちは樹林地帯であったがやがてハイマツが中心となり、麓の視界が開けてくるようになった.7合目近くにコンクリートブロックでできた避難小屋があり、その脇に携帯トイレブースが設置されていた.


麓は晴れていても、7合目あたりから上は下から沸き上がる雲に覆われて殆ど視界が開けなかったが、時折ほんの一瞬だけ雲が切れて、素晴らしい眺望を見ることができた.礼文岩と呼ばれる岩を過ぎると稜線沿いのきつい上りが続く.夜明かしの坂から三眺山までは馬の背と呼ばれる本当に厳しい登りが続いた.ヘトヘトになりながらようやく三眺山の頂上に辿り着いた先には、感動的な光景が待っていた.


最初は雲に覆われて全容が見えなかったが、雲が吹き流されて目の前に山頂の巨大な岩壁が現れた時には思わず息を飲んでしまった.何と素晴らしい光景であろうか.これまでこんな凄い山容にはお目に掛かったことがなかった.圧巻である.この景色を目の当たりにすることができただけで満足だった.三眺山からの光景は沓形コースを歩いた人だけの特典で、鴛泊コースからは決して見ることのできない光景だろう.


暫く三眺山の頂上でこの素晴らしい光景に見とれていた.本当はもっと長く三眺山に居たかったがかなり時間が押していたので、先を急ぐことにした.ここから先は沓形コース最大の難所である『親不知子不知』を超えなければならないのだ.案内標識に従って険しい稜線を下って行くと、『背負子投げの難所』と書かれたプレートがあり、その先は目眩がしそうなくらい急峻で足場の悪い岩肌が待っていた.一応ロープが張られてはいるが、一歩足を踏み外すと崖下へ真っ逆さまである.


岩にしがみつくように何とかこの危険地帯をクリアしたが、今度は『親不知子不知』と呼ばれる、山の斜面が大きく崩落した落石頻発地帯をトラバースしなければならない.足場の悪い火山礫地帯を常に落石を気にしながら急ぎ足で渡らなければならない.渡っている途中に石が落ちてきたらそれまでである.目と耳をフルに働かせて落石の兆候がないかどうか確認する.


無事危険地帯を脱出することができたが、雨の日や視界が効かないときはこの道は避けた方が良いだろう.やがて鴛泊コースとの合流点に到達した.ここから頂上までは20分も掛からずに行けるだろうが、山の周りは雲で覆われていたので今回は頂上へは行かずにそのまま鴛泊コースを下りることにした.8合目少し手前あたりから頂上の方を振り返ると昨日は見ることのできなかった美しい稜線が続いていた.


鴛泊の街や姫沼、礼文島を眼下に見ながら気持ちよく山を下りていくことができた.時間があれば利尻富士温泉に寄って行くところだが、フェリーの時間が迫っていたので、お世話になった宿の田中家ひなげし館の女将さんに車でフェリーターミナルまで送って貰うことにした.


帰りのフェリーから眺める利尻は島全体が一つの山の形をしていて何とも言えず美しい光景だった.今度は6月〜7月の花のシーズンに利尻・礼文を訪れることにしよう.


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