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2007
4/25 34番種間寺から36番青竜寺へ
4/25 34番種間寺から36番青竜寺へ
昨夜から降り続いていた雨は朝にはすっかりあがっていた.朝食を済ませ出発準備に取り掛かるが、いつものように宿を出たのは一番最後だった.まだ雪蹊寺のお参りを済ませていなかったので、まずは向かいの雪蹊寺にお参りに行った.境内はお遍路さんが数人居ただけで閑散としていた.雨上がりの朝の境内はとても清々しくて気持ちが良かった.
雪蹊寺を後にして次の34番種間寺へ向かう.朝宿を出たときはまだ曇っていたが、種間寺に着く頃には大分日射しが強くなっていた.境内は大型バスで来ていた団体さんで溢れ返っていた.この団体さんはまだ慣れていないのかどことなく調子外れでバラバラな般若心経の読経だった.団体としての統率が全くとれておらず、本堂から大師堂へ移動するだけでもまるで小学生の遠足のようだった.見ているだけで疲れるので、この団体さんが居なくなるまで暫く境内のベンチに腰掛けて待つことにした.
団体さんが居なくなってからゆっくりとお参りを済ませ、種間寺を後にして次の35番清瀧寺へ向かった.仁淀川大橋の土手で暫く休憩をとり靴を脱ぎ、足と靴をお日様に照らして少しでも乾燥させてマメができないようにした.足の腫れがひどく、靴がきつくてとても長い時間靴を履いて居られなかった.目一杯紐をゆるめても強く足が締め付けられる.一番薄い靴下に履き替え何とか靴を履き直すことができた.
足を痛めてからはバランス良く歩けないためか、足にまめができるようになり、またそのまめをかばうように歩くのでますます歩きのバランスが崩れてしまうという悪循環に陥ってしまっていた.足の腫れも日に日に酷くなり現在の靴で歩き続けるのはもう限界に来ていた.
仁淀川を渡り土佐市内を歩いていたら、スポーツ用品店があったので新しい靴を探してみたが、私の足に合うようなサイズの靴はなかった.テーピング用のテープだけ買い足して清瀧寺へ向かう.高速道路の向こうの山の中腹に清瀧寺が見えているが、あそこまで登って行かなければならないのかと思うとちょっとうんざりした.日射しが強くとても暑く、清瀧寺の境内に着いた時には全身汗だくになっていた.あまりにも汗をかいたので、お参りする前に新しいTシャツに着替えて木陰のベンチで暫く休んでからお参りをすることにした.足の状態が良くないので小1時間ほど靴を脱いで足を休息させてから次の青竜寺へ向かった.
土佐市の中心部を抜け県道39号線を宇佐方面へ向かった.塚地坂トンネルの手前から山越えの地道の遍路道に入ると、足の痛みは大分良くなった.この山越えの道は歩いていてとても気持ちの良い遍路道だった.峠の頂上付近からは宇佐の街並みや宇佐大橋を一望することができる.宇佐大橋を渡り、横浪スカイラインを歩いていると、青竜寺を打ち終えて戻ってきた人達とすれ違った.大部分の人は横浪スカイラインではなく浦ノ内湾経由で須崎方面へ向かうようだ.
明徳義塾高校の手前で横浪スカイラインを逸れ青竜寺へ向かう細い道を歩いていたら、お寺の方向から戻ってきた二人組の女性遍路とすれ違った.今日はと挨拶をしただけだったが、この女性二人組は怪訝そうな顔で私の方を見ていた.この後この女性二人組とは何度も一緒になるのだが、この時はまだお互い思いも寄らなかった.
5:30分に青竜寺に着いたときにはもうお寺にはだれも居なかった.長い階段を昇り本堂でお参りを済ませてから青竜寺の奥の院へ向かった.奥の院は本堂から離れた場所にあり、急な山の斜面を登って行かなければならなかったが、今夜の宿の国民宿舎土佐へ向かうにはこちらの山道の方が近道だった.
夕暮れ時に薄暗い鬱蒼とした山道はちょっと不気味だったが、短時間で登って行くことができた.奥の院の前には小さな鳥居が建っていてそこから先は土足厳禁だった.奥の院でのお参りを済ませ国民宿舎土佐に向けて歩いていたら、国民宿舎土佐の支配人から電話が入った.6時近くになっても到着しないので心配して連絡をくれたようだった.いけないまた同じ失敗をしてしまった.後2~3分ぐらいでそちらに着きますと伝えておいた.
この宿の名物の展望露天風呂に浸かって夕暮れの海を眺めているだけで今日1日の疲れが癒された.夜の海を眺めながらの露天風呂は最高だった.
起点
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経由地
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終点
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区間距離
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累積距離
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備考 |
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33番 雪蹊寺 |
→ |
34番 種間寺
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6.3 km |
6.3 km |
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34番 種間寺 |
→ |
35番 清瀧寺
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9.8 km |
16.1 km |
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35番 清瀧寺 |
→ |
36番 青竜寺
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13.9 km |
30.0 km |
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36番 青竜寺 |
→ |
青竜寺奥の院
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0.6 km |
30.6 km |
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青竜寺奥の院 |
→ |
国民宿舎土佐
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0.2 km |
30.8 km |
この日の歩数:49,439 歩 【累積歩数:717,518 歩 】 歩行距離:30.8 km【累積歩行距離:413.1 km 】
宿泊先: 国民宿舎 土佐
【 TEL 088-856-2451,FAX 088-856-2452 】
〒781-1165 高知県土佐市宇佐町竜599-6
洗濯機・乾燥機 : 有り(コイン式)
1泊2,500円程度で泊まれるドミトリー形式の部屋も有るので、費用を抑えたい方には最適.温泉ではないが、展望露天風呂に浸かりながら広大な太平洋をのんびり眺めるのは最高.
須崎方面へ向かう場合は、アウトドア派であれば横波スカイライン経由をお勧めする.道は山の上を通っているが、高低差はあまりなくほぼフラットな道だった.何よりも起伏に富んだ海岸線の絶景を楽しめる.
【追記】国民宿舎 土佐は2017年12月末で閉鎖されたそうです.建物自体は現在リゾートホテルとして運営されている模様.
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