東北・北海道遠征の最終トレイルとして、層雲峡温泉側から黒岳、北鎮岳、中岳、間宮岳を経由して、北海道の最高峰旭岳を目指す縦走コースを歩いてきた.このコースは数ある大雪山系の縦走コースの中でも日帰りで歩くことが出来る大変人気のあるコースである.
昨日の雨も上がり、朝から爽やかな晴れになった.当初の予定では朝1番のフェリーで稚内へ向かい、旭川を経て大雪山系黒岳のある層雲峡温泉へ向かう予定だったが、どうしても利尻山の雄大な景色を見たくなり、フェリーの予定を夕方の最終便に変更して利尻山リベンジ登山をすることにした.
利尻山は円錐型の綺麗な容姿から利尻富士と呼ばれている.4〜5年前に礼文島を訪れた際に、その美しい姿に一目惚れしてしまった.利尻島は島全体が一つの山を形作っていて、海の上から眺めた美しい姿は格別だ.
鳥海山は秋田県と山形県にまたがる単独峰で、日本海から続く美しい裾野が特徴である.一番高い部分の標高は2,236mあり、東北地方で2番目に高い山である.その秀麗な山容から出羽富士、秋田富士と呼ばれており、日本百名山にも選ばれているとても人気のある山だ.
たまたま連休の直前に秋田大学で研究会があり、帰りがけに鳥海山に登ることにした.
朝予定していたバスが雪のために運休になり、仕方が無く雪の祖谷渓谷を歩いて西祖谷のかずら橋まで行くことになった.渓谷を流れる川のエメラルドグリーンと真っ白な雪、そして真っ青な空という何とも言えない絶妙な渓谷をじっくり味わうことができとても思い出に残るものとなった.
剣山から三嶺(みうね)にかけて尾根伝いに縦走する予定だったが、朝から吹雪に見舞われ視界が悪かった.積雪も15cm以上ありとても縦走をするような状況ではなかった.
膝の調子が悪くて登頂を延期していた剣山への登山をいよいよ決行することにした.あいにく季節外れの第1級の寒気がやって来るらしく、山の上がどうなるのか少し心配だった.