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2014
ちょっとメタボな都会派カワセミ
仙台堀川公園の人慣れしているカワセミ君
仙台堀川公園のカワセミ君
こんな至近距離に人が居ても全く気にせずに餌を狙っている
所用で江東区へ出掛けた帰り道に砂町銀座から仙台堀川公園沿いに東陽町まで双眼鏡を片手にお散歩してみた.江東区と言えばマンションや団地だらけで殆ど緑がないようなイメージを持っていたが、仙台堀川公園の中は意外に木が多く、親水公園として整備されているので水鳥や多くの小鳥たちが棲み着いているようだ.
紅葉池という小さな池では望遠レンズを付けたカメラを構えている人達が大勢居たので、暫く池の様子を伺っていたら直ぐにカワセミがやってきた.カワセミと言えば自然環境が豊かな清流に棲み付いているイメージが強いが、ここのカワセミ君は丸々と太ったかなりメタボな体型をしていた.10〜20分くらいの間で数匹の小魚と小型のザリガニのような甲殻類を捕らえて食べていたので、小さな池の割には生物相は厚いようだ.
こんなに楽に餌が捕れるのであればここにカワセミが棲み付いているのも納得だ.僅か5〜6メートル先に人間が居ても全く気にしていないようだ.人慣れしたカワセミなんてちょっと興ざめだが、こんな間近でカワセミが見ることができる場所は他にはないかも知れない.天敵も少なく餌も豊富な都会の公園はある意味で天国なのだろう.今回は街中のお散歩だったので撮影可能な機材はiPhoneしかなく、まともな撮影はできなかったが、この距離であれば何十万円もする立派な超望遠レンズを用意しなくても簡単に撮影できそうだ.ここのカワセミ君は演技も上手いのでバード撮影初心者に打って付けの撮影対象かもしれない.