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2012
今日の富士山 [9/29 2012]
富士宮口往復
台風の接近で雲が多く頂上からの視界は今一だった
台風17号が日曜日に日本列島を縦断しそうなので、天気が良い土曜日のうちに富士山に登っておくことにした.今回は新しく購入した軽トレッキングシューズの履き慣らしが目的だったので、日中の日帰りが容易な最短コースの富士宮口を登る事にした.
富士宮駅前を9:05AMに出発予定のハイキングバスは10分ぐらい遅れて出発したが、浅間大社の湧玉池でトイレタイムと称してしっかりと15分程停車した.富士宮口行きの登山バスはいつも湧玉池で10〜15分程停車するので登山前に浅間大社にお参りすることができる.5合目のレストハウス近辺は観光客がそこそこ居るが、いつもなら大勢いる筈の中国人観光客は尖閣問題の影響のためかとても少ないようだ.
6合目の宝永山荘の横の登山道は既に静岡県によって閉鎖されているので、柵を乗り越えて登山道へ入る.流石にこの季節に富士山を登る人たちは皆それなりの登山経験のある人たちなので皆足取りがスムースだ.結局新しいトレッキングシューズがあまり足に馴染まず、靴ずれをおこしてしまい予定していたコースを短縮して富士宮コースの往復だけになってしまった.
この日は風が強く頂上でのんびりすることができなかったが、この季節の富士宮口は人も少なくのんびり景色を楽しみながら登る事ができるので、富士登山に慣れている人達にとっては登山道閉鎖から積雪前までがベストシーズンかもしれない.
但し登山経験の少ない人にとってシーズンオフに富士山の頂上を目指すことは決して勧められない.宝永山や御殿庭近辺、吉田口遊歩道などは積雪期以外であれば誰でも歩くことができる格好のハイキングコースなので、登山経験が少ない場合はこちらのコースを歩くのが良いだろう.
五合目から登る富士登山は昔から焼山三里と言って岩やスコリアだらけの荒涼とした変化の乏しい退屈で苦しいだけの登山でしかないが、麓や一合目から登る富士登山は草木三里の変化に富んだ自然を堪能できるので是非とも一合目からの富士登山に挑戦することを強く勧める.
富士宮駅前
湧玉池
落石防止フェンスの工事
六合目より上は登山道閉鎖中
宝永山を眼下に見ながら登って行く
辛うじて雪蹊が残っていた
今日はひっそりとしていた
このしろ池と剣が峰