11
04
2010
丹沢主脈縦走
丹沢主脈縦走(焼山登山口 ー 姫次 ー 蛭ヶ岳 ー 丹沢山 ー 塔ノ岳 ー 大倉)
このところパットしない天候が続いていたので山に入ることが少なかったが、この日は1日中良い天候に恵まれそうだったので丹沢主脈を縦走してみることにした.できれば塔ノ岳側から焼山方面へ抜けたかったが、焼山からのバスのアクセスの問題があるので焼山側から入って大倉側へ降りることにした.
橋本駅で6:20AM発の三ヶ木行きに乗り、終点の三ヶ木バスターミナルで月夜野行きに乗り換え焼山登山口で降りた.バス停の目の前に神社があり、公衆トイレも完備されているのでここで出発の準備を整える.焼山から姫次までのコースは昨年の東海自然歩道トレイルで歩いているので今回は焼山、黍殻山の頂上は寄らずにそのまま巻き道を直進した.休日ともなれば丹沢の表側は人で溢れかえるが、こちらのルートは静かなトレイルを堪能することができる.
焼山登山口から3時間弱で姫次に到着したが、あいにく富士山は手前の雲が邪魔をしていて見ることができなかった.ここからは蛭ヶ岳や檜洞丸、大室山などの奥丹沢の山々を一望することができる.ここで休憩を取ってから蛭ヶ岳へ向かうことにするのだが、今日は左膝の調子が悪くこの時点で痛み出してしまった.膝の調子が悪いので途中で断念しようかと思ったが、ここからだと引き返すこともままならないので、このまま何とか塔ノ岳までだましだまし縦走することにした.
蛭ヶ岳へ向かう途中のコースはブナなどの広葉樹林帯で歩いていてとても気持ちが良かった.蛭ヶ岳の頂上が近づくにつれてガスがでてきて頂上へ着いた頃には辺り一帯は完全に雲の中だった.自宅から蛭ヶ岳の頂上付近を見通すことができるのだが、蛭ヶ岳の頂上付近は結構雲に隠れてしまうことが多いので今度は冬晴れの日にでもまた登りに来ることにしよう.これから向かう丹沢山、塔ノ岳方面はガスっていて全く見えない.膝の状態が良くないのでいつもの半分くらいのペースで歩くことにする.丹沢山へは尾根沿いの道になるが途中に岩場などがあって思ったよりも時間が掛かりそうだ.
当初の予定よりも大分遅れて丹沢山の頂上に着いたが展望は今イチだった.丹沢山は一応百名山の一つなのでもう少し特徴のある山だと思っていたが、不動の峰などの廻りのピークとあまり区別が付かない地味な山頂だった.やはり塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳などの峰々を合わせて百名山なのだろう.
丹沢山の周辺の登山道は木道だらけで膝の調子の悪い身にとってはかなり堪えた.これだけ登山者が増えると木道の設置も仕方のない事なのだろう.
丹沢山から塔ノ岳へは30〜40分もあれば到着しそうな距離だったが、痛めた膝を庇ってかなりゆっくりとした足取りだったので結局1時間も掛かってしまった.午後3時を過ぎていたのでさすがに塔ノ岳の頂上には10数人程しか登山客は居なかったが、塔ノ岳山荘は結構賑わっていたようだ.前回はガスっていて殆ど視界が効かなかったが、今日は下界を見下ろすことができた.雲の切れ間から夕日が差し込んでいて、丹沢の山々が幻想的に浮かび上がっていた.
膝の痛みを抱えた状態で大倉尾根を降りるのは最悪だったが、途中で日没になることを考えて安全確実な大倉尾根を選んで下山することにした.ここ2〜3ヶ月ほとんど体を動かすことがなかったので完全に体重オーバーだったようだ.今より5〜6kg位体重を落とさないと山歩きはきつそうだ.
丹沢主脈 : 焼山登山口 → 塔ノ岳(→大倉)GPS トラックデータ
Zoom Level: Bearing(Heading): Pitch: Grid Interval: