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2008
四国遍路&登山 2008年晩秋編
はじめに
昨年の春に四国霊場88ヶ所と別格霊場20ヶ所を歩いて廻りましたが、それ以来すっかり四国にハマッテしまいました.所謂四国病と言うやつですね.
今回は時間もお金もあまりないので、余っているマイレージを使って四国に行くことにしました.できれば逆打ちで全て歩いて廻りたかったのですが、10日間の日程では香川県だけで終わってしまいそうですので、逆打ちを諦めて前回歩けなかった遍路道を中心に歩くことにしました.
前回の遍路旅では石鎚山に登りましたので、今回の旅では剣山に登ってみることにしました.別に百名山にこだわるつもりはありませんが、剣山から三嶺(みうね)にかけて縦走してみたかったので、今回の旅では剣山縦走登山を中心にして、その前後にもう一度訪れてみたかったお寺に立ち寄ることにしました.
私が主として使っている航空会社はANAですので、路線の関係で四国への出入りは高松、松山、高知の3つの空港が拠点となります.剣山への経路と立ち寄りたいお寺が四国の北半分に集中している関係で、今回の旅は高松空港から四国入りして、松山空港から帰ることにしました.当然ながらこの日程では全ての区間を歩くわけには行かないので、JRや路線バスなどの交通機関と徒歩の組み合わとなります.
マイレージの特典航空券の利用ですので、一旦便を予約してしまうと途中で便の変更ができないのが難点ですが、 とりあえず行きと帰りの日程だけを先に決め、後はいつものように臨機応変にスケジュールを組む旅になりました.
今回の装備は2000m級の山の縦走に備えた登山仕様ですので、ザックの重量は10数kgにもなってしまいました.山歩きとしては軽量ですが、歩き遍路としては完全に重量オーバーです.今回は金剛杖と菅笠を持って歩かなかったので、見た目にはどうみても単なるバックパッカー(山屋さん)でした.やはりお遍路として歩く場合は、菅笠と金剛杖が無いのは寂しいですね.
今回の旅では前回歩くことができなかった遍路道を歩くことと、西行と崇徳上皇所縁の地を訪れることを主題にしました.特に別格霊場を廻っている歩き遍路にとって最大の難関である、別格7番 金山出石寺(伊予平野からの地蔵越え、大洲ルート)と別格20番 大滝寺(夏子ダム→大滝寺→脇町)の遍路道について実際にこの目と足で道の状態を確認して来ました.別格13番の仙龍寺も是非再訪したかったのですが、今回は日程の調整が付かず泣く泣く断念しました.
【今回の行程】
11月13日(木) 羽田空港 → 高松空港 → 栗林公園 → 長尾寺 【歩数: 14,013 歩】
11月14日(金) 長尾寺 → 大窪寺 → 夏子ダム → 脇町(徳島県美馬市)【歩数: 46,129 歩】
11月15日(土) 脇町(穴吹駅) → 箸蔵寺 → 坂出 【歩数: 17,283 歩】
11月16日(日) 坂出 → 八十場の泉 → 松浦寺、高屋寺 → 白峯御陵(白峯寺)
→ 根香寺 → 鬼無駅 → 高松駅 → 脇町 【歩数: 38,503 歩】
11月17日(月) 脇町 → 夏子ダム → 大滝寺 → うだつの街並(脇町)【歩数: 44,762 歩】
11月18日(火) 剣山登山 脇町(穴吹駅) → 川上 → 一の森 → 剣山 (剣山頂上ヒュッテ泊まり)【歩数: 18,734 歩】
11月19日(水) 剣山縦走(季節外れの雪のため縦走は中止)
剣山 → ジロウキュウ → 丸石 → 奥祖谷2重かずら橋 → 名頃 → 京上 【歩数: 19,623 歩】
11月20日(木) 京上 → 祖谷かずら橋 → 阿波池田 →
善通寺 → 曼荼羅寺 → 西行庵 → 出釈迦寺 → 善通寺 → 壬生川【歩数: 39,674 歩】
11月21日(金) 壬生川 → 久妙寺 → 西山興隆寺 → 壬生川 → 松山(道後温泉)【歩数: 32,837 歩】
11月22日(土) 松山(道後温泉)→ 伊予平野 (地蔵経由) → 金山出石寺 → 大洲(高山経由) → 松山空港 → 羽田空港【歩数: 42,894 歩】