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05
2022
出雲崎
良寛生誕の地 出雲崎
出雲崎は良寛生誕の地であり、芭蕉が奥の細道の旅で立ち寄った場所でもある.本格的な冬を迎える前に、良寛の足跡を辿ってみることにした.
出雲崎にはJR越後線の出雲崎駅があるが、地方のローカル線なので一日に数本しか列車の運行がない.新幹線と在来線を乗り継ぐのは現実的ではないので、長岡駅前から越後交通の出雲崎車庫行きのバスで出雲崎の海岸線の街へ向かうことにした.
途中バスの車両トラブルで20〜30分程余計に時間が掛かってしまったが、海岸線の丘の上に有る良寛記念館前で降り、記念館に立ち寄ってから出雲崎の旧街道沿いに歩いてみた.
良寛は、江戸時代後期(1758年)に名主を務める橘屋山本家の長男として生まれ、幼い頃から学問に親しんでいたという.当時の出雲崎は北国街道の宿場町として栄えており、佐渡の金銀の荷揚げや北前船の寄港地として重要な役割を担っており、江戸幕府の直轄地(天領)になっていた.
良寛記念館の隣の公園から旧街道を一望することができるが、海岸線沿いの非常に狭い場所に街道が設けられており、街道の両端にそれぞれ一軒分のスペースしかない非常に狭い町並みが続いている.
出雲崎の旧街道を歩いて居て驚くのが、この狭い小さな街中の至る所にお寺が何軒もあることだ.地図上でざっと数えただけでも15軒はある.何でこんなにお寺があるのだろう?
今回は公共交通機関での訪問だったので移動手段が確保できず、出雲崎しか訪れる事ができなかったが、この次に訪れる機会があれば、良寛ゆかりの燕市の国上山や終焉の地の和島地区を訪れてみようと思う.
良寛の足跡を辿るには、新潟県のホームページ 「良寛たずね道 八十八ヶ所巡り」 に詳しい解説が載っている.
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