八ヶ岳 赤岳鉱泉より横岳、硫黄岳を望む


Date/Time: 2014:03:15 16:36:42
Camera: PENTAX
Model: PENTAX K-5 II s
Exporsure Time: 1/1000
FNumber: 8.0
Aperture Value: 6.0
Focal Length: 21.0

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y2trip » 山寺(立石寺)

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2021

山寺(立石寺)

山寺を散歩


JR仙山線 山寺駅 登山口へ向かう 芭蕉さんと曽良さん 登山口 石の階段を昇っていく 無数の磨崖仏 せみ塚 山門 崖にへばりつくお堂 ようやく奥の院 奥の院 三重の塔 麓を見下ろす 修行場 開山堂 性相院 五大堂 山寺駅を眼下に 修行場 五大堂と開山堂を望む


午前中に塩釜の散策を終えたので、午後は奥の細道の続きということで、芭蕉と曽良が尾花沢滞在中に地元の人々の勧められて急遽訪れることになった山寺を訪れることにした.


塩竃から仙石線で仙台へ戻り、仙山線に乗り継いで山寺へ向かう.山寺に近づくにつれてどんどん雲が厚くなり山寺に着く頃には雨が降り出していた.雨の中を歩く気がしなかったので山寺駅では降りずにそのまま終点の山形駅まで行くことにした.X-RAINレーダで雨の様子を見ていたら、山寺付近の雨は通り過ぎたようなので、折り返しの電車で再び山寺へ向かった.


駅を降りた途端に観光地特有の胡散臭さが漂っていて少し気がめげてしまったが、とりあえず山の上まで登って景色だけでも堪能することにした.


芭蕉が訪れた頃は、本格的な修行のためのお寺だったが、芭蕉の句によって一躍脚光を浴びる観光の寺と化してしまったのは何とも皮肉だ.お寺を取り巻く環境は大きく変化してしまったが、この断崖絶壁の修行の場の光景は芭蕉の頃とほとんど変わっていないだろう.芭蕉は奥の細道の本文でこの光景を見事に切り取っている.



岩に巌を重ねて山とし、松柏年旧り、土石老いて苔滑らかに、岩上の院々扉を閉ぢて物の音聞こえず.岸を巡り、岩を這ひて、仏閣を拝し、佳景寂寞として心澄みゆくのみおぼゆ.



桜の季節にこの寺を訪れたのは失敗だった.この寺を訪れるとしたらやはり夏の季節が相応しいだろう.



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