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03
2019
渡良瀬遊水地のコウノトリ君とコミミズク君
初春の渡良瀬遊水地でコウノトリとコミミズク君に出会えた
今年に入ってから三度目の渡良瀬遊水地巡りとなったこの日は暖かで風もそれ程強くないので、念願のコミミズク君に出会えるかもという期待から、第二調節池の東側の土手を歩いて、巴波川(うずまがわ)の土手のコミミズク出現ポイントまで散策することにした.
第二調節池の東側の土手はコウノトリが良く現れるということなので、先ずはコウノトリ君が居ないかどうかじっくり観察することにした.土手からは大分距離が離れていたが白と黒のコントラストから直ぐにコウノトリであることが判った.このコウノトリはヒカル君だろうか.
しばらくコウノトリの様子を観察していたら、土手の上でチョウゲンボウ君が、ホバリングを繰り返しながら餌を探していた.このチョウゲンボウ君はこの辺りを縄張りにしているようで、防災施設の八木アンテナが定位置のようだ.
チョウゲンボウ君に気をとられていたら、コウノトリ君が飛び立ってこちらの土手の上を越えて反対側の田んぼの縁の用水路に降り立った.間近に見るとやはりデカイ.丹頂鶴くらいはありそうだ.
コウノトリがどこかへ行ってしまったので、巴波川方向へ移動することにした.移動途中の何気なく第二調節池の方向へ目をやると、土手の近くを低く飛んでいる大きめの鳥が目についた.あの特徴の有る模様と平べったい顔はまぎれもなくコミミズクだ.
コミミズクは土手と平行に行ったり来たりを繰り返している.移動距離が結構長いので、コミミズクが飛行する度に土手の上を行ったり来たりしながら追いかける.コミミズクはカラスに喧嘩を仕掛けてバトルを繰り返していたところに、先ほどのチョウゲンボウも加わって三つ巴の空中戦が始まった.私の手持ちのProminer500mmレンズのマニュアルフォーカスでは激しいバトルにピントを合わせることができず、決定的な瞬間を撮り逃してしまった.やっぱオートフォーカスレンズが欲しいな...
コミミズクが良く現れるというポイントではない場所でコミミズクに出会えたので、なんとなく得した気分で第二調節池を後にした.