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2017
コーヒー焙煎器の自作を考える
全自動コーヒーロースター自作計画始動?
山とは全く関係ないけど、浅草合羽橋 ユニオン社製のステンレス製手回しコーヒーロースターを購入してみた.コーヒー豆を自家焙煎するようになってからかれこれ10年近くなるが、手網み焙煎から始まって電動コーヒーロースター(ダイニチ カフェプロ101)に移行したが、カフェプロ101では一度に120gしか焙煎できないので一週間分の焙煎で休日のほぼ半日が潰れてしまう.たまにしか焙煎しない初心者には手軽で便利な焙煎機だが、役不足で有ることは否めない.
そこでカフェプロ101に代わる何か良い焙煎機がないものかと探していたら、韓国製の電動コーヒーロースター ジェネカフェ というものがそれなりに評判が良いようなので、ジェネカフェの実物を見に新宿駅東口のビックロに行ってみた.実物を見る限り、200g程度の焙煎であれば問題無さそうだが、連続焙煎は難しそうなので購入は見送ることにした.
ビックロからの帰りに直ぐ近くにあるヤマモトコーヒーに立ち寄ってみると、ユニオン社製のステンレス製手回しコーヒーロースターの実物が置いてあり、一度に500g程度の焙煎ができそうなことと、思ったよりも造りがしっかりしていて耐久性もありそうだったので、その場で衝動買いをしてしまった.
本当はモーター付きの電動タイプにしたかったが、小型の物しか無かったので電動タイプは諦めて手回し式を選んだ.この造りなら、自分で工夫すればモータ付きの電動タイプに改造する事は可能だろう.いっそのこと単相200Vの電熱ヒータをコンピュータ制御して、全自動コーヒーロースターでも作ろうかと思う.丁度プリント基板用の半田リフロー炉を自作するために、電熱ヒータや熱電対などの機材を色々と買い込んでいたので、コンピュータ制御で温度管理をするための仕組みは何とかなりそうだ.
全自動コーヒーロースターの完成を夢見て、あーでもないこーでもないと色々と考えて楽しむ事にしよう.
ユニオン社製の手回しロースター
コーヒー投入口側
今回は一般的なパンチングタイプを選択した
9mmφのハンドルは取り外し可能なので、電動化改造はできそうだ
久しぶりに手動焙煎してみたが、思ったよりも出来が良かった(今回は一度に400g)
浅草合羽橋問屋街をお散歩
ユニオン社がある浅草の合羽橋問屋街をお散歩してきた.合羽橋は言わずと知れた飲食店などのプロの人達のための道具屋さんが軒を連ねる商店街だ.業務用ということもあり、普通では中々手に入らないかなり珍しい道具類が豊富に揃っていて、見ているだけで楽しくなるワンダーランドだ.プロ相手の商売なのでお店の中に気軽に入れないのではないかと不安になるかもしれないが、どのお店も素人相手でも気さくに対応してくれてとても親切だ.かつての秋葉原のガード下のパーツ屋のように、変な質問をすると店のオジサンに怒られるような事も無いので、安心してお店の商品を物色できるところが良い.
プロの道具を見ていると余計な機能がついていないのでとても合理的でシンプルだ.合羽橋の散歩は買い物目的で無くてもとても面白いので、暇なときはちょくちょく遊びに行こうと思う.
とりあえずコーヒー豆簡易強制冷却器を作ってみた
一度に500gの焙煎を行うと、焙煎が終わった豆を団扇で冷却するという訳には行かなくなる.焙煎後の冷却をしっかり行わないと豆の余熱で焙煎が進んでしまい、思った通りの煎り加減とならない.コーヒーの焙煎には短時間で冷却する何らかの仕組みや装置が必須となる.
…という訳で、オリエンタルモーター製の小型のACシロッコファン(型番:MB840-B)を秋葉原のガード下のお店(寿電機會田商会:秋葉原電波会館)で購入(税込み7,290円)し、近所のロイヤルホームセンターで売っていたペンキ用のプラスチック製バケツ?を使って急ごしらえで簡易吸引冷却器を作ってみた.吸引という所がミソで、換気扇フィルターと組み合わせてチャフ(薄皮)が飛び散らないので、廻りに迷惑を掛けないで済むようになったのが、何より喜ばしい.
寿電機會田商会はモーター関係の専門店のようで、水中ポンプなども取り扱っておりアクアリウム関係の装置を自作する場合でも色々と使えそうなポンプが置いてある.コーヒーロースターの自作でモーターを購入する人も多いらしく、お店のご主人が色々とモータの選定の相談に乗ってくれるので、コーヒーロースターを自作して見ようと考えて居る人は立ち寄ってみると良いだろう.
台所で冷却中のコーヒー豆強制冷却器
これ以上簡単な物は無いというぐらいシンプルな造り
厄介なチャフも廻りに飛び散らないのでとても重宝する