春の訪れと共に神奈川県伊勢原市の大山の麓にある日向薬師近辺の渓流ではミソサザイが一際大きな鳴き声を響かせるようになる.早春から夏鳥達が訪れる4月下旬にかけての間は、日向薬師近辺ではミソサザイよりもカワガラスの営巣の様子を撮影するために来る人が大部分のようだが、ミソサザイ君も中々の人気者だ.
飛行機の出発時間まで少し余裕があったので、札幌市西区にある宮丘公園に野鳥探しに行ってきた.手稲山の山麓の住宅地に面した雑木林の公園で、バイパス道路の建設によって作られた比較的新しい公園のようだ.
道東の網走と小清水町の境にある、オホーツク海に面した濤沸湖はラムサール条約にも登録されており、多様な動植物を育む貴重な汽水湖だ.今回は短時間での探鳥だったので、オオワシしか撮影する事ができなかったが、観光ショー化したオオワシの姿では無く、自然なオオワシをじっくり観察する事ができて網走まで遠征して来た甲斐があった.
爆弾低気圧による大荒れで予定していた飛行機が欠航になり、1日遅れの網走入りとなったが、今日は曇り空ながら、流氷の海の散策にはまずまずの日和だった.今回の網走入りの目的は流氷の海を見る事と、オオワシやオジロワシなどのオホーツクの冬の代表的な猛禽類を観察する事だ.