雪の宮丘（みやのおか）公園を散策

飛行機の出発時間まで少し余裕があったので、札幌市西区にある宮丘公園に野鳥探しに行ってきた．手稲山の山麓の住宅地に面した雑木林の公園で、バイパス道路の建設によって作られた比較的新しい公園のようだ．

この辺りでは1〜2月頃、山の手通りの街路樹のナナカマドの実を目当てにレンジャク類が大挙して押し寄せるというので、山の手通りを歩いてみたが、既にナナカマドの実は食べ尽くされて殆ど残っていなかった．山の手通りは諦めて近くの宮丘公園という丘陵の林間公園を散策してみた．

林の中はまだ雪ですっぽりと覆われているが、この所の高温で雪が湿って適度に圧雪されており、スノーシューが無くても比較的楽に歩く事ができた．この季節は特に珍しい野鳥に出会える訳ではないが、クマゲラ君やアカゲラ君、ゴジュウカラやコガラなどのカラ類、アトリなどお馴染みの鳥君達を観察する事ができる．

帰り際に、旧国道５号線まで降りていく途中で歩道の上の水たまりの水を飲んでいる鳥を見かけたので近づいてみたら、何とキレンジャクだった．都会の交通量の多い道路の上でキレンジャクを見るというのも何となく不思議な感じだ．札幌は都会にしては珍しいくらい自然環境が残されているので、野鳥観察をするのは絶好の場所かもしれない．