朝霧高原より富士山を望む


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2014

南アルプス白根三山プチ縦走

白根三山で北海道遠征前の足慣らし


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 初日 : 奈良田第一発電所 → 大門沢小屋(テント泊)

 二日日: 大門沢小屋 → 農鳥岳 → 間ノ岳 → 北岳山荘(テント泊)

 三日日: 北岳山荘 → 北岳 → 肩ノ小屋 → 二俣 → 広河原


今年の夏は悪天候続きで7,8月に全く山に登ることができなかったので大部体がなまってしまい、体重もかなりオーバー気味になってしまった.今週末に予定している北海道遠征を控えていることもあり、3連休を利用したリハビリトレーニングに出掛けることにした.八ヶ岳か南アルプスのどちらにしようか迷ったが、崖崩れで閉鎖されていた広河原へ向かう林道が開通しバスが平常運行に戻ったと言うことなので、まだ足を踏み入れたことの無い白根三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)を軽く縦走してみることにした.


この三連休は好天に恵まれるというので、これまでの不順な天気で山に行けずに鬱憤が溜まっていた人達が一気に繰り出した様で、普段の連休の数倍の人出だったようだ.午前4:35発の甲府駅発のバスは山梨交通が用意した5台のバスではとても収容しきれずに、2時間以上もぎゅうぎゅうで身動きもとれないようなすし詰め状態で、激しい揺れに耐えているのは地獄だった.山に登る前に体力を使い果たし、バスを降りたときには皆ぐったりとしていた.


2時間以上も激混みのバスに揺られて広河原に到着したものの、北岳への登山道は激混みで大渋滞となりそうなので、暫く広河原インフォメーションセンターの2階で休憩し、人が居なくなるのを待つことにした. 北岳から間ノ岳、農鳥岳を経て大門沢経由で広河原へ戻る一泊二日の行程を考えて居たが、この異常な混雑状況では予定通り歩くのは難しいと思い、急遽逆コースを二泊三日のまったり行程で歩く事にした.


とりあえず初日は大門沢小屋で、二日目は北岳山荘でテントを張ることにした.初日の大門沢小屋ではまだ北岳方面から下りて来る人達がそれ程多くなかったなので、テントスペースはぎりぎり何とか間に合ったようだ.二日目にすれ違った人達の人数から見て、翌日の大門沢小屋は大変な事になっていただろう.とても大門沢小屋のキャパシティーで受け入れられる様な人数では無さそうだった.


二日目の夜は北岳山荘でテントを張ったが、北岳山荘も予想通りもの凄い事になっていた.受付のドアには今日は布団一枚のスペースに三人詰め込まざる負えないという内容の張り紙が貼られていた.これでは小屋に泊まった人達は一晩中地獄だろう.テントを張るスペースも一杯で、どう見てもテントを張る様な場所ではない条件の悪い場所でも皆テントを張っていた.翌朝ヘリの荷揚げが有るので、朝6時にはテントを撤収しなければならなかった.


三日目の朝はまだ日が昇る前の暗いうちから皆テントの撤収を始めていた.私はのんびり日の出の富士山でも眺めながら朝食の準備にとり掛かったが、ガス欠でお湯を沸かすことも出来ず、結局朝食を食べることができなかった.完全な空腹状態で広河原まで下りるのは無謀なので、とりあえず肩の小屋で朝食補給してから下山することにした.いつもなら1時間も掛からずに登れそうな北岳だったが、完全にシャリバテ状態なので2時間以上掛けて牛歩戦術で北岳を目指した.何とか北岳の頂上に辿り着いたものの、今の最大の関心事は朝食に有りつく事なので、休憩もせずにそのまま肩の小屋へ向かった.


肩の小屋でうどんを食べながらのんびり休憩していたら、肩の小屋でもヘリの荷揚げ作業が始まった.休憩も兼ねてしばらくヘリの荷揚げ作業を間近で見物していた.ヘリは広河原と小屋の間を何往復もして荷揚げを行っていた.歩いて登ると3〜4時間もかかる所をヘリは1分も掛からずに登って来る.ヘリ荷揚げによる大量の物資に支えられた山小屋運営により多くの登山客を収容できる様になったが、どう見ても山のキャパシティーを大幅に超えてしまっている.


広河原へ下山している途中で県警の遭難救助ヘリが上空を旋回しながら遭難者を必死で探していた.上空からスピーカーで大きく手を振って合図するように指示をだしているが、遭難者をなかなか見つけられないようだ.この3連休の北岳周辺を訪れた登山客の様子を見ていると、自分の力量や体力を全くわきまえていないと思われる人達を大勢見かけた.富士山ほどではないにしても、北岳周辺の山々もこの辺で本格的な入山規制を掛けなければならないようだ.先日の夜叉人峠ー広河原間の林道の崖崩れによる通行止めは復旧工事で何とか開通したが、無理に開通させずにこのまま通行止めにしておいた方が良かったのではないだろうか.



大門沢小屋 → 農鳥岳 → 間ノ岳 → 北岳山荘

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