この日曜日は久しぶりに富士山でも登りに行こうかと思っていたが、朝一に出掛ける準備をしていなかったので富士山は断念して、その代わりに秋葉原、神田神保町界隈にお買い物に出掛けることにした.
前回の鳳凰三山を縦走した時に、北側に聳えていた八ヶ岳連峰の山々が印象的だったので、三連休を利用して連峰南端の山々を歩いて見ることにした.天気予報ではこの三連休は快晴が続くという事もあり、連休初日の土曜日の朝の新宿駅の中央線方面の特急列車は大きなザックを背負った人達で溢れかえっていた
八ヶ岳の南域を小淵沢から清里方面へプチ縦走してきた.
昨日の夕方から降り始めたみぞれ混じりの雪は夜には完全な雪に変わり、朝起きると積もった雪で辺り一面真っ白だった.大雪山系では例年紅葉の季節が始まる9月中旬くらいに初冠雪を迎えることが多いのでこの時期の雪は決して珍しくは無いが、数日前に猛暑の東京に居た身にとっては劇的な環境変化だ.積雪量は大したことなく歩くのが困難という程ではないが、吹きだまりに足を取られてしまうと膝下位まで雪に埋まってしまう.
台風の後遺症が長引き前日の行動計画が完全に狂ってしまったが、何とか層雲峡温泉まで辿り着けたので2日目は丁度見頃を迎えた黒岳の紅葉を眺めてから、北海岳を経由して今夜の宿泊予定地である白雲岳避難小屋へ向かうことにした.ロープウェイを使わずに登山道をトコトコ登って行くことを考えたが、登山道が荒れていて歩き難いそうなので今回はロープウェイで5合目まで行き、そこからリフトを使わずに登山道をのんびり登って行くことにした.
台風のため大雪山縦走計画が大幅に狂ってしまったが、とりあえず旭岳温泉側からまだ歩いたことの無い裾合平経由で層雲峡温泉まで抜けることにした.朝目が覚めたら台風一過の快晴となる筈だったが、窓の外はどんよりとした雲に覆われ旭岳は全く見えない.台風の吹き返しの風が吹くことは覚悟していたが、ここまで天候が悪いとは思わなかった.山の上は晴れていることを期待しながらとりあえずロープウェイで姿見まで上がってみることにした.