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2013
ウペペサンケ山(北海道大雪山系)
ウペペサンケ山(糠平湖口からピストン)[ 9/21 2013 ]
ウペペサンケという名前を聞くと外国の山だと思われるかも知れないが、北海道大雪山系の南東部にある細長い台形的な稜線が特徴の美しい山だ.北海道の人でもあまり知らないマイナーな山かもしれないが、頂上付近の稜線からはトムラウシ山や石狩岳、ニペソツ山などを見渡すことができ、日帰りで登ることができるので、結構穴場的な山である.
本当はニペソツ山に登るつもりで糠平温泉を訪れたのだが、ニペソツ山の登山口まで公共交通機関では行くことができなかった.上士幌町のタクシー会社に問い合わせた所、ジャンボタクシーでの登山口までの送迎料金が1万5〜6千円程掛かるというのでニペソツ山登頂を諦め、その代わりと言っては何だがアプローチし易いウペペサンケ山に登ることにした.
宿泊した糠平ユースホステルではオプションツアーとしてウペペサンケ山の登山口までMTBと共に車で送ってくれるサービスがあり、登山口から宿までMTBで帰ってくることが可能だ.糠平温泉郷から登山口までは林道を7〜8km程歩かなければならないので、帰りにMTBで宿まで戻る事ができるのはとても有り難い.
一等三角点(点名「鳥邉珊山」)のある糠平富士山頂(ウペペサンケ東峰)にはウペペサンケ山の標識が立てられているので、ここがウペペサンケ山の頂上と勘違いしてしまうが、実際のウペペサンケ山頂は糠平富士山頂から30〜40分程西に行った場所にあった.この日は三連休中ということもあり20名くらいの登山客がいた.稜線に出るまでは結構急な見通しの効かない登りが続くが、稜線に出てしまえば素晴らしい展望が得られる.ニペソツ山には登ることができなかったが、その代わりウペペサンケ山という素晴らしい山に登ることができて満足している.
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