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2012
東丹沢登山詳細図
マイナールート愛好家待望の登山マップ登場
登山用のマップの中で昭文社の『山と高原』シリーズは一番ポピュラーで入手し易いが、メインの地図の縮尺が1/50,000 で細かな地形を読み取り難いという欠点を抱えている.一般の登山道しか歩かない人達にはこれでも問題は無いが、マイナーなルートや登山道以外(所謂バリエーションルート)を歩く人達にとっては殆ど役に立たない.
自分で1/25,000地形図を購入あるいは国土地理院の電子国土システムなどを利用して自分が歩く予定の範囲の地形図を用意することになるが、毎回この作業を行うのは結構面倒な作業だ.
先日西新宿のブックファーストでアウトドアコーナーで暇を潰していたら、今まで見たことのない地図が置かれていたので手にとって見ると、東丹沢の詳細な登山地図だった.10m単位の等高線が描かれた地図上に詳細な登山道の情報が載せられている.よく見ると一般の登山道以外に代表的なバリエーションルートの情報まで載っている.登山標識やランドマークの位置や区間距離の情報も実測に基づいて載せられている.更に磁北線までも描かれており、値段も 857円+税 とリーズナブルなので速攻で購入した.
[ 東丹沢登山詳細図 ISBN978-4-86069-332-9C0326 2012 10/31発行 ]
今回入手した登山マップは、吉備人出版(http://www.kibito.co.jp)という出版社が発行しているもので、縮尺1/16,500 の詳細な登山地図だ.
残念ながらこのシリーズで刊行されているのは、まだ数種類だけのようで、関東近郊ではこの東丹沢と高尾山周辺だけのようだ.東丹沢登山詳細図でカバーしている範囲は、西端が雨山峠、袖平山、青根近辺、東端が半原、煤ヶ谷、日向薬師近辺となっている.
マイナールート愛好家にはとても嬉しい登山地図の登場だろう.刊行是非とも西丹沢地区も刊行して欲しい.
【追記】待望の西丹沢編の地図も刊行されました
神保町の三省堂の地図コーナーで西丹沢編の地図が刊行されている事に気付きました.勿論速攻で購入です.
[ 西丹沢登山詳細図 ISBN978-4-86069-378-7C0326 2013 11/20発行 ]
東丹沢登山詳細図(左)と山と高原地図(右) 折りたたみ時 112×230 mm
地図を広げた状態 サイズ 1,000x685mm ユポ紙
鍋割山稜付近の様子