9
05
2010
積丹ブルー
積丹半島をぐるっと一周
北海道の9月と言えば季節的には完全に秋の筈だが、この日は朝から晴れて気温も27〜28度くらいまで上昇して真夏のような一日だった.天気が良かったので積丹半島の神秘的な海の色が見たくなり、島武意海岸や神威岬を経由して積丹半島の西側の岩内町まで海岸線沿いにぐるっと一周のプチバス旅行をすることにした.北海道中央バスが発売している『ぐらんぶる・しりべしフリーきっぷ』(小樽から2日間有効で、3,700円)を購入し午前9時発の神威岬行きの便で積丹半島へ向かった.
島武意海岸は日本の渚100選にも選ばれている風光明媚な海岸で、神秘的な積丹ブルーの海と奇岩の海岸線が織りなす光景が何とも言えず美しい.海岸に降りる遊歩道が崩壊していて下まで降りることができなかったことと海の透明度が前日の大雨でイマイチなのが残念だった.
島武意海岸を後にして半島の先端の神威岬へ向かった.土曜日と言うこともあり多くの観光客で賑わっていた.ここから海を眺めていると地球が丸いということを実感できる.
積丹半島の西海岸はほとんど観光客が訪れないが、奇岩の続く海岸線が見事でどことなく秘境的な面持ちがある.昔は道路が整備されておらず陸の孤島的な所だったらしいが、今は立派な国道が整備されている.豊浜トンネルの事故や泊村の原子力発電所の交付金などによって周辺の道路環境が整備されたようだ.老人だらけの過疎の村に場違いなほど立派な箱物施設が建っているのはやはり異様な光景だ.