4
18
2010
飯山観音から日向薬師へ
関東ふれあいの道 巡礼峠の道(11番 )
このところ忙しく全く歩くことができない日々が続いていたが、今日は久しぶりに休むことができ天気もまあまあ良かったので、ちょいと近場でお散歩に出掛けることにした.足慣らしに軽く大山にでも登ろうかと思っていたが、一昨日の季節外れの雪で頂上付近はまだ白かったので、山登りは諦めて里山ハイキングをすることにした.
小田急の大山・丹沢フリーパスB を買って本厚木駅で降り、バスに乗り継いで飯山観音へ向かった.飯山観音付近は桜の名所で、もう少し時期が早かったらあたり一面満開のソメイヨシノが咲き乱れていた筈なのだが、流石に今の時期は殆ど散っていた.
飯山観音は長谷寺(ちょうこくじ)は真言宗の古刹で板東三十三札所の第六番札所として知られている.桜の季節が終わってしまったのでお参りに来ていた人は少な目だった.本堂のすぐ後から白山へ向かう山道が設けられており、この道は古くから巡礼の道として多くの巡礼者が歩いてきた歴史のある道で、関東ふれあいの道の巡礼峠の道に登録されている.
白山頂上までは距離は短いが少し急な男坂と距離は長いが比較的緩やかな女坂に分かれている.白山頂上には展望台があって厚木市内や海老名、横浜方面まで一望することができる.白山頂上からむじな峠(動物の狢ではなく六名がなまってむじなになったそうな)、物見峠までは多少のアップダウンはあるがとても歩きやすい道だった.巡礼峠は県立七沢森林公園内に有りハイカーではない人達も多かった.
七沢温泉の数件の旅館の前を通り過ぎ日向林道へ入っていくと途中で日向山へ向かう山道があった.このまま日向林道を行けば日向薬師へ到達するが、迷わず日向山頂上経由の山道に分け入った.ハイカーも殆ど居ない寂しい山道だったが小さな沢が流れていたり、鬱蒼とした杉の中を行く穴場的な登山コースだった.
標高400mの日向山の頂上で一休みした後、日向薬師へ向かう筈だったが、何故か途中で変なショートカットコースに入ってしまい道なき山の斜面を下りて行くはめになってしまった.途中でアスファルト舗装された道路(日向林道)に出たのだが、本当はこの道路を右方向へ行けばその先にはお目当ての日向薬師だったのだが、道路の反対側にショートカットできそうな作業道があったので、そのまま山の斜面を下りてしまった.これが大誤算で途中で完全に逆方向の七沢温泉の方向へ出てしまった.大部彷徨ったあげくやっとのことで林道へ辿り着いたが、途中にあった関東ふれあいの道案内標識を見て愕然ととしてしまった.何と日向薬師まで3.0km となっていた.気を取り直して日向薬師のある方向へ向かった.途中で日向林道と合流したが、この道は何となく見覚えがあった.先程日向山へ向かう前に歩いていた日向林道だった.
流石にもう一度日向山の頂上へ向かう山道に入る気は起きず、そのまま日向林道を歩くことにした.先程間違って林道を横切ってしまった地点を通り過ぎ、暫く行くとようやく日向薬師の駐車場に着いた.駐車場の先には日向山から降りてくる本来のハイキングコースが続いていた.道を間違えていなければ日向山の頂上からは10〜20分もあれば着いていただろう.とんでもない距離と時間を要してしまったが、無事日向薬師にお参りすることができてホッとした.
滅茶苦茶彷徨ってしまった巡礼峠のみち
Zoom Level: Bearing(Heading): Pitch: Grid Interval: