11
27
2009
ATLAS ASG-1 を購入
GPSデータロガー ATLAS ASG-1を試用してみた
先週の土曜日に山中湖畔の平野でSONYのデータロガー GPS-CS3を置き忘れてきてしまったので、代わりにユピテルが発売している GPSデータロガー ATLAS ASG-1 を購入してみた.
ASG-1の付属品など
何よりも高度表示が嬉しい
このASG-1は、GPS-CS3よりも安く(現在の実売価格では同程度)て高機能ということなので、前から使ってみたいと思っていたが、流石に同じような物を2つも持つ気にはならなかった.GPS-CS3とこのASG-1の機能や特徴を簡単に比較して見ると、
画面表示
GPS-CS3: 単純に緯度経度情報、現在時刻が数値表示されるだけ
ASG-1 : 移動速度並びに最高速度や平均速度、移動距離、経過時間、高度情報、消費カロリー、
現在地から目標地点への距離や方角など
データ形式
・GPS-CS3
NMEA-0813形式にて記録されており、コンピュータにUSBで接続した場合には、USBメモリと同様に、USBマスストレージ機器として取り扱われる.MacでもWindowsでもGPS-CS3に記録されたデータをファイルとして取り出すことが可能.
データ取得間隔は15秒(固定)に設定されている.GPS-CS3の最大の特徴として、デジカメのSDメモリ(またはメモリスティック)に直接EXIFジオタグ情報を書き込む事が可能
・ASG-1
どのようなデータ形式かは不明.コンピュータとはGPS-CS3と同じようにUSBによる接続であるが、ASG-1の内部は昔ながらのシリアル通信が行われている模様.USBマスストレージ機器としては認識されないので、ASG-1からのデータの取り出しは専用ソフトウェアを使用する必要がある.
(ユピテルのホームページを通じて無償で ATLASTOUR という専用ソフトウェアをダウンロード可能である.但し、Windows 用しかない.)ATLASTOURにはGPX形式でデータを書き出す機能や、Google MapのKMZ形式で保存することも可能.データの取得間隔は 1〜60秒まで1秒間隔(または距離)で設定可能.
その他
・GPS-CS3
単三アルカリ乾電池1本で、連続約15時間程度記録可能.乾電池式なので、予備の電源を確保し易い.
・ASG-1
内蔵のリチウムイオン充電池に予め充電しておく必要がある.USB端子を通じて+5V (1A) の電源(ACアダプタが付属)を供給することで充電可能.連続使用時間としては10数時間は持ちそう.(まだ山の中で試していないので実際にどの程度バッテリーが持続するのかは不明).雨中でも安心の 防水仕様(IPX6)
まだフィールドで使ってはいないが、今日1日持ち歩いてみた分には結構使えそうな感じ.ユーザインタフェースはもう少し何とかして欲しい所だが、GPS-CS3には無かった機能があるので、登山やハイキングにはちょうど良いかもしれない.
もう少し使い込んでから、またASG-1の使い勝手などを紹介したいと思う.
ATLASTOURでデータ解析を行っている様子(日本語OS環境下では日本語で表示される)