波乱含みの発心の道場の阿波も終わりを迎え、いよいよ修行の道場である土佐へ足を踏み入れることになる.修行の道場に相応しく室戸岬へ向けて何もない海岸線を只ひたすら歩かなければならない.
日和佐から牟岐へ向かう途中、国道55号線を逸れ、山河内というところから山を越えて海岸線へ向かう古い遍路道に入った.かなり遠回りな道だったが、国道では体験することのできない素晴らしい景色や人達に出会えた.
3日間の徳島での療養の後、お遍路を再開するため再び由岐駅に戻って、日和佐へ向けて海岸線を歩き出した.
痛めた左足の回復を待つため、徳島市内のホテルで暇を潰していた.
昨日はKさんとOさんの支援で何とか平等寺まで辿り着くことができたが、薬王寺へ向かう道の途中で足の痛みでまた歩けなくなっていた.このままでは同じことの繰り返しなので、思い切って一旦遍路を中断し、足の状態が回復するまで徳島で療養するすることにした.
2日間の休養の後、再び鶴林寺と太龍寺の山越えに向かった.最初は順調に思えた足の具合が太龍寺の山越えの途中から再び悪化してしまい、満足に歩けなくなってしまった.途中で知り合った2人のお遍路さんの支援のおかげで何とか山を越えることができた.
4/12 1日延期した鶴林寺、太龍寺への山越えに向かうため勝浦町へ向かったが、歩いている途中で足の痛みがひどくなり、耐えきれなくなってお遍路をあきらめて帰ろうかと思いながらしょぼくれて歩いていたら、一人の老婆に呼び止められた.
朝一番で、落とした財布を受け取りに慈眼寺に車で向かった.まだ足の痛みが取れないので予定していた鶴林寺と太龍寺の山越えを諦め、もう一泊ふれあいの里さかもとに滞在すし、足の回復を待つことにした.
4/10 穴禅定の別格3番慈眼寺へ
立江寺から穴禅定で有名な山奥の別格3番慈眼寺へ向かった.慈眼寺の穴禅定で今回の遍路を左右しかねない重大なトラブルに見まわれてしまった.
4/9 14番常楽寺から地蔵院を経て19番立江寺まで
徳島市内の喧騒を避けるようにして、場外霊場 地蔵院を経て、山越えの道を小松島方面へ向かった.