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2007
5/17 伊予西条から伊予三島へ
5/17 伊予西条から伊予三島へ
伊予三島へ
朝起きると昨夜の激しい暴風雨はすっかり上がっており、青い空が広がっていた.ホテルの駐車場には折れた木の枝や飛ばされてきたゴミなどが散乱していた.いつもより遅めにホテルを出て国道11号線を新居浜方面へ向かう.パナソニックの工場前を通り過ぎ、中萩駅の辺りからは国道と平行して走る旧道を歩いた.
強い日射しの中を延々と街中の退屈な舗装道路を歩くのは本当に気が滅入った.こんな時は誰かとおしゃべりをしながら歩くのが気が紛れて良いのだが、あいにくそのような人は誰も居ない.この日はお参りするお寺は別格12番の延命寺だけだったので、ちんたら歩いていたら延命寺に着くのが大部遅くなり午後2時を過ぎていた.
延命寺の境内も折れた木の枝が所々に散らばっており、お寺の若奥さんらしき人が一生懸命境内に散らかった木の枝を片付けていた.境内の真向かいにある公園には枯れた巨大な松の幹が横たわっていた.この延命寺の縁起になっているいざり松だという.
お参りを済ませ納経所で墨書きと朱印を貰おうとしたが、納経所にはだれも居なかった.呼び出しブザーを押しても誰も出てこないので、暫く納経所の前で待っていたが誰も来ないようなので一旦境内に戻ろうとしたら、境内の掃除していた奥さんがやって来た.境内を掃除していたので、呼び出しブザーには気が付かなかったようだ.
今日はこのすぐ先の松屋旅館に泊まることになっているのだが、まだ2時30分にもなっていなかった.石鎚登山の疲れを考え今日の歩行距離を少な目に設定したがあまりに短すぎたようだ.暇を潰すような場所もないのでちょと早めではあるがひとまず宿に入ることにした.
宿の玄関先には女性の物と思われるトレッキングシューズがあったので、私より先に女性の歩き遍路さんがチェックインしているようだ.宿の女将さんが荷物を置いて伊予三島辺りまで歩いておいたらと勧めてくれたので、ザックを宿に置いて菅笠に金剛杖だけというとても身軽な出で立ちで伊予三島まで歩く事にした.宿は伊予土居の駅の直ぐ側なので、帰りは伊予三島駅から電車で帰って来れば良いのだ.
日射しが強くとても暑かったが、ザックを背負っていないので、快調に足を進めることができた.伊予三島まで約11km程の距離を1時間45分程で歩くことができた.伊予三島の駅から電車に乗り夕食前の5時半には宿に戻ることができた.
この日宿に泊まっていたお遍路さんは全部で5人だった.夕食時に他のお遍路さんたちと話をしていると、まだ明日の宿の手配が済んでいない人が多いようだった.皆雲辺寺の手前にある民宿岡田を考えていたようだったが、既に満室で予約が取れなかったと言っていた.
雲辺寺の手前には民宿岡田が一軒あるだけで他にはないということもあるが、お遍路の間ではとても評判の良い宿ということもあり、民宿岡田はいつも早くから予約で埋まってしまうようだ.雲辺寺越え自体が結構厳しい山越えなのだが、歩き遍路にとっては宿の確保も難所のようだ.
宿のご主人が、民宿白地荘という阿波池田にある宿を強力に薦めてくれた.阿波池田は雲辺寺の登山口からはかなり離れてはいるが、民宿白地荘では民宿岡田のある場所まで車で送迎してくれるという.私はどのみち別格15番の箸蔵寺に行かなければならないので、阿波池田にある白地荘はかえって都合が良かった.
宿のご主人が白地荘に連絡して予約しておいてくれた.箸蔵寺をどうやって攻略するか考えあぐねていたので、明日は65番三角寺、別格13番仙龍寺、別格14番椿堂を打った後で阿波池田で一泊し、朝一番で箸蔵寺を打ってから雲辺寺を越えることにした.
起点
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経由地
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終点
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区間距離
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累積距離
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備考 |
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西条国際ホテル |
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別格12番 延命寺
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23.0 km |
23.0 km |
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別格12番 延命寺 |
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松屋旅館
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0.8 km |
23.8 km |
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松屋旅館 |
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JR伊予三島駅
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11.2 km |
35.0 km |
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JR伊予三島駅 |
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JR伊予土居駅
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11.0 km |
電車で宿まで |
この日の歩数:48,742 歩 【累積歩数:1,684,011 歩 】 歩行距離:35.0 km【累積歩行距離:1039.3 km 】
宿泊先: 松屋旅館 【 TEL 0896-74-2008 】
〒799-0701 愛媛県四国中央市土居町中村1127
洗濯機・乾燥機: 宿の方が洗濯してくれる (確か300円くらい)
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