山里の集落(徳島鮎喰川上流)


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y2trip » ニセコアンヌプリ

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2013

ニセコアンヌプリ

夏のニセコアンヌプリをお散歩


ゲレンデの砂利道 ヒラフスキー場 ヒラフゴンドラ山頂駅 後方羊蹄山(しりべしやま) ニセコアンヌプリ 1000mロッジ コース標識 登山道の石ころ 雲行きが怪しい 監視小屋で雨宿り 登山道合流 稜線に出る アンヌプリの頂上 避難小屋 稜線を境に 東川の斜面 ゴンドラ山頂駅 ゴンドラで下山 ニセコアンヌプリ 小洒落たリゾート地 ニセコ駅前の綺羅の湯 ニセコ駅 比羅夫駅のペンション ホーム直結のお風呂場

 

北海道のニセコ地域ば冬のスノーリゾート地として古くから親しまれており、最高のパウダースノーを体験できるスキー場として有名だ.特にここ数年はオーストラリアなどの海外からのツアー客が大挙して訪れるようになり、ニセコ界隈はちょっとしたリゾートバブル状態に陥っている.


バブル特有の胡散臭さが漂っており、一攫千金を狙って様々な業者が群がっている.あちらこちらで建築ラッシュが続いているようだが、数年後にバブルがはじけ廃墟になっている様が目に浮かぶ.


ニセコアンヌプリはニセコ連峰の主峰で標高1308.5mの美しい山であるが、アンヌプリの南東斜面には古くから数多くのゲレンデが整備されていて、数多くのゴンドラやリフトが山麓から頂上近辺まで張り巡らされている.夏場でもヒラフスキー場とアンヌプリスキー場側の麓からゴンドラが運航されており、登山道の廻りには樹木が少なく見通しが良く効くので、雄大な麓の景色や向かい側の羊蹄山を眺めながらの登山を楽しむ事ができる.


麓からゴンドラを使わずに登ると標高差1,000m以上在るのでそれなりに登り甲斐があるが、アンヌプリスキー場のゴンドラを使えば麓から標高1,000m地点まで、ヒラフスキー場のゴンドラでは標高800m地点まで一気に登ってしまうので、小さな子供連れや初心者でも安心して登ることができる山だろう.


今回はアンヌプリへの登頂が目当てではなく、麓の雄大な景色や羊蹄山をのんびり眺めるのが目的だったので、ヒラフサマーゴンドラで標高mの地点までズルをするつもりだったが、何かのトラブルでゴンドラが運行されていなかった.ゴンドラの係の人からゴンドラメンテナンス用の砂利道があるのでそれを登ってゴンドラの山頂駅まで行くことを薦められた.


アンヌプリの中腹より上は完全にガスに覆われていてその山容を眺めることはできなかったが、天気予報では午後は天候が回復するということなのでそれに期待して砂利道をトコトコ登って行った.振り返るとうっすらと羊蹄山が見えている.蝦夷富士と称されるだけあって羊蹄山の形は典型的なコニーデ型火山の形をしている.


途中で雨宿りをしながらのんびり登っていたので、ゴンドラ山頂駅に着いた頃には遅れていたゴンドラの運行が始まったようで、直ぐに小さな子供を連れた家族連れで賑やかになった.山頂駅付近で小一時間ほど天候が回復するのを待っていたが、ガスが完全に抜ける気配は無いので諦めて頂上へ向かうことにした.


ゴンドラ山頂駅から頂上まではゲレンデの中の刈り込まれた草地の斜面を登って行くが、途中に番号付きの案内標識があるので余程ガスが酷くない限り方向を見失うことはなさそうだ.キング第3リフトのあたりから大きな岩が目立つようになり少し歩き難くなるとともに傾斜が増してきた.キング第4リフトの終点の小屋に着いた頃急に大粒の雨が降り出してきた.どうやら上空には積乱雲で覆われてしまったようだ.幸いリフトの監視小屋に避難することができたので、ここでまた小一時間ほど雨宿りをしながら食事休憩にした.


キング第4リフトの終点からほんの少し先にアンヌプリスキー場のゴンドラ山頂駅から登ってくる登山道と合流した.登山道は大きな岩と登山道を横切るように横に延びている木の幹が邪魔をして歩き難い.雨で濡れた岩や粘土質の土壌でかなり滑り易い.頂上の尾根に出る頃ようやく太陽が顔をのぞかせるようになった.尾根を挟んで西側は晴れ、羊蹄山やニセコの街並みがある東側の斜面は相変わらずガスって居て殆ど何も見えない.


ハイマツ地帯の緩やかな稜線を抜けるとアンヌプリの山頂に出た.山頂には一等三角点とコンクリート製のとても堅牢そうな避難小屋が建っている.頂上には誰も居らずちょっと拍子抜けした.西側の斜面にはお隣のイワオヌプリ(硫黄山)の山肌が見えており、このあたりが火山地帯であることを物語っている.南東斜面は相変わらずガスで何も見えないが西側の麓は良く見えている.これで羊蹄山が顔を出していれば最高なのだが、残念ながら羊蹄山は巨大な積乱雲に覆われてしまっているようだ.


元来た道を引き返すのもつまらないので、下りはアンヌプリスキー場方面へ下りることにした.アンヌプリスキー場までは登山道がないのでゴンドラを使用して下山するしかない.大分天候が回復して青空が広がってきたので、アンヌプリスキー場からゴンドラで登ってきた登山客とすれ違うようになった.ちゃんとした登山装備の人達は少なく、スニーカーにジャージ姿の家族連れが多かった.登山道は雨のぬかるみとつるつるした丸い岩、濡れた木の幹などで大変滑りやすいので、この人達の下山はさぞかし大変な事になるだろう.


アンヌプリスキー場入口という所まで歩いて、そこからニセコバスでJR函館本線のニセコ駅へ向かった.次の小樽方面の列車まで少し時間があったので、駅前の温泉施設で一汗流すことにした.結構立派な温泉施設で駅前に在るのはとても便利だ.ニセコ駅の駅舎は新しく建て直され綺麗になっているが、肝心の列車の運行状況は1〜2時間に一本普通列車があるかどうかという惨憺たる状況だった.かつてはC62型SLの重連運転が行わていた急行ニセコ号や特急列車が走っていたが、今はすっかり寂れてその当時の面影はない.



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