大峰奥駆道(七曜岳)


Date/Time: 2016:05:01 10:35:24
Camera: PENTAX
Model: PENTAX K-5 II s
Exporsure Time: 1/1000
FNumber: 5.6
Aperture Value: 5.0
Focal Length: 21.0

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2010

御殿場ルート

御殿場ルート(下り)


標高3,300m付近からの眺め
御殿場ルート 標高3,300m付近からの眺め

富士吉田・須走ルートの頂上付近は人混みで身動きが取れない程だが、富士宮・御殿場ルートの頂上付近は混雑とは無縁の世界のようだ.富士宮口の頂上の浅間大社奥宮からほんの少し離れた所に御殿場ルートの頂上がある.頂上に山小屋が在るが現在は閉鎖されているようだ.下界の遙か彼方に駐車場のような場所が見えるが、恐らくそこがバスの発着場なのだろう.あまりの遠さに本当にあそこまで本当に3時間で到達できるのか不安になった.


午前7時45分に御殿場ルートから下山を開始するが、7合目の日の出館までは登山道と同じ道を辿ることになる.富士宮ルートは固い岩場が多かったが、御殿場ルートの足場は富士吉田・須走ルートと同じような赤茶けた富士山特有の火山礫でとても滑り易かった.足場が悪いので滑らないように慎重に降りて行ったが、途中でザックも持たない軽装の人達が駆け足で登ってきた.一瞬目を疑ったが明らかに登山スタイルではなくランニングスタイルである.


8/1(日)に恒例の富士登山駅伝大会が開催されるが、連休を利用してその練習を行っているようだ.下山途中で数十人くらい練習している選手を見かけたが、この炎天下の月面のような過酷な世界でトレーニングをしている人達が居ることに驚かされた.


8合目の赤岩八号館まで下りて来ると宝永山とその火口がよく見える.ここからは砂走館、わらじ館、日の出館と山小屋が並んでいるので、休憩する場所には困らないだろう.日の出館の先で登山道と下山道に分かれるが、ここから先は新5合目の大石茶屋まで全く山小屋がないので、富士登山に慣れていない人には辛いかもしれない.


下り六号で通称プリンスルートと呼ばれる富士の宮口へ向かうルートと交わる.今回は御殿場ルート名物の大砂走りを楽しみに来たので、そのまま御殿場ルートを降りて行くことにする.昨年の須走ルートの下山にも砂走りと呼ばれるコースを下ったが、やはりこちらのルートの方がそのスケールの大きさが全く違っていた.


どこまでも続く深く細かい砂の斜面を勢いよく下って行くが、行けども行けども同じような景色が続く.スピードを抑えてはいるのだが、大砂走りと呼ばれている急な斜面では勢いがつきすぎて走ってしまう.こんな状態が何十分も続くと流石にしんどい.相変わらず登山駅伝の練習をしている人達がもの凄いスピードで大砂走りを走り降りて行く.


ようやく大砂走りが終わったかと思ったら、そこから先がまた長く退屈な緩やかな斜面が続いていた.正直うんざり気味だったが、下山開始から2時間20分程でようやく大石茶屋に到着した.ここまで下りて来ると流石に暑い.大砂走りは楽しいが足下だけではなく全身が砂埃まみれになるのは困りものだ.大石茶屋では洗面器一杯100円で洗顔用の水を売っていた.洗面器一杯で100円というのは美味しい商売かもしれない.


大石茶屋には、一足先に到着していたおじさん3人組が居たが、よく見ると昨夜の三島から同じバスに乗り合わせていた3人組だった.私と同じ事を考えて居たようだ.大石茶屋で暫く休憩した後、10:50発のバスで御殿場駅に向かった.御殿場駅でバスを降りるとそこは信じられないような暑さで目眩がしそうだった.35度以上はあったかもしれない.明け方の0度近い真冬の寒さから短時間の内に一気に真夏の炎天下の世界を経験することも滅多にないであろう.



御殿場口頂上
御殿場口頂上
下山開始 下山開始
富士山特有の赤茶けた砂礫 富士山特有の赤茶けた砂礫


まだまだ先は長い
まだまだ先は長い
駅伝の選手がトレーニングしていた
駅伝の選手がトレーニングしていた
眼下には山中湖が
眼下には山中湖が


8合目赤岩館が見えてきた
8合目赤岩館が見えてきた
赤岩館で暫し休憩
赤岩館で暫し休憩
頂上を振り返る
頂上を振り返る


7.5合目の砂走館に到着
7.5合目の砂走館に到着
山小屋ではせっせと布団を干していた
山小屋では布団を干していた
富士宮方面への分岐が近づいてきた
富士宮方面への分岐が近づいてきた


ここからは本格的な砂走りが始まる
ここからは本格的な砂走りが始まる
登山道を左手に見ながら下っていく
登山道を左手に見ながら下っていく
もの凄い早さで駆け下りていく
もの凄い早さで駆け下りていく


二ツ塚(双子山)
二ツ塚(双子山)
ここで登山道と交差する(次郎坊)
ここで登山道と交差する(次郎坊)
緩やかな下りが続く
緩やかな下りが続く


大石茶屋が見えてきた
大石茶屋が見えてきた
大石茶屋で休憩
大石茶屋で休憩
次回は登りに挑戦することにしよう
次回は登りに挑戦することにしよう





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