大雪高原沼 緑沼


Date/Time: 2014:09:24 10:42:47
Camera: PENTAX
Model: PENTAX K-5 II s
Exporsure Time: 1/800
FNumber: 5.6
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21

2007

5/21 別格18番海岸寺から琴平へ

5/21 別格18番海岸寺から琴平へ


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琴平へ


朝、食堂で朝食を食べ終えてゆっくりTVのニュースを見ていたら、見覚えのある若い男性が食事をしていた.見覚えがあるのだがどこで一緒だったのか直ぐに思い出せなかった.そうだふれあいの里さかもとで一緒だったS君だ.まさかこんな所で一緒になるとは思っても居なかった.話を聞くと彼は途中でお遍路を一旦中断してから、また再開したらしい.


9時過ぎ、ふれあいパークみのを出て弥谷寺へ向かった.このお寺も45番の岩屋寺のように崖にへばり付くようにお寺の建物が建てられている.長い急な階段を昇ってようやく本堂に着いた.本堂からは麓の街が一望できる.


本堂でのお参りを済ませた後、本堂の下にある大師堂へ向かうため階段を下りて行く.大師堂でのお参りが済むと、再び本堂へ続く階段を昇って行かなければならない.海岸寺へ向かう遍路道の入り口は本堂へ向かう階段の途中にあるのだ.海岸寺への遍路道は弥谷寺の裏山を越えるように道が付けられていた.


峠の頂上までは歩きやすい山道がついていたが、下りの道はひどく荒れていた.殆ど人が歩いた形跡がない.やはり弥谷寺から別格の海岸寺に向かう人は殆ど居ないのだろう.別格の順番で行けば16番の萩原寺の次は満濃池の畔の17番神野寺ということになるのだが、先に18番の海岸寺を打った方がスムーズに廻れそうだ.


予想はしていたが至る所倒木だらけで草が生い茂りどこが道なのか分からない位荒れていた.蜘蛛の巣をかき分けようやく砂防ダムの辺に出ることができた.今まで歩いた遍路道の中で一番荒れていた道だった.ダムの先に小さなお寺があった.虚空蔵寺という名前のお寺で、小さなお堂があるだけだったが場外霊場のようだった.お参りをして境内の木陰で暫く休憩して行くことにした.


海岸寺の奥の院に着くと門の両端には仁王様ではなく四天王像が置かれていた.境内は結構広く落ち着いた感じの良いお寺だった.大きな本堂(大師堂らしい)の前でお参りしていたら、お参りに来ていた檀家さんらしきおじいさんが中に入って一緒にお参りしましょうと誘ってくれた.靴をぬいで中に上がり畳の上に座ってゆっくりお参りさせてい


このお寺は海岸寺の奥の院ということで本堂は別な場所にあるようだが、納経所があったので納経帳に墨書きと朱印を戴くことにした.境内で休んでいたらどこかのバスツアーの団体さんが大勢やってきたので、奥の院を出て500mほど離れた海岸寺の本堂へ向かうことにした.本堂へはほんの数分で着いたが、とてもこぢんまりとした小さなお寺だった.本堂よりも奥の院の方が大きくてお寺らしいちょっと変わったお寺だった.本堂の山門を見て驚いた.金剛力士ならぬ相撲力士が門の両端に安置されていた.架空の力士像かと思ったらなんと実在の力士をモデルにした像だった.


海岸寺を出て72番曼荼羅寺へ向かった.海岸寺の先の橋の上でおじさんが釣り糸を垂らしていた.何が釣れるんですかと尋ねると早口で何か魚の名前を言ったが良く聞き取れなかった.聞いたこともないような魚の名前だったのでこの地方の方言なのかもしれない.橋の上からは泳いでいる魚が見えるのだが、なかなか釣れないようだ.暫くおじさんの横で魚が釣れるのを待っていたが一向に釣れる様子もないので、諦めて弘法大師の母親の所縁の寺だという佛母院に向かった.特にこれといった特徴のない小さなお寺だったが、四国では弘法大師に少しでも所縁がある所は何でも霊場になるようだ.


今日もまたうだるような暑さの中を歩かなければならなかった.暑さでかなり体力を消耗してしまった.途中のコンビニでお昼を調達し、コンビニの駐車場でお昼を食べた.途中で色々と寄り道をしていたら曼荼羅寺に着くのが遅くなってしまった.曼荼羅寺は小さなお寺だったがとても歴史のあるお寺のようだった.以前は境内に『不老松』と呼ばれる笠型をした見事な松の木が植えられていたらしいが、今は枯れてしまったらしい.後で知ったのだがこのお寺は西行の所縁のお寺でもあるようだ.西行はこのお寺の近くの山の中に小さな庵に滞在していたと言われている.西行は崇徳院の菩提を弔うため讃岐のこの地にやってきたのであるが、同時に弘法大師の縁のこの地に庵を構えて一年位滞在していたという.私がこのことを知ったのはお遍路を終わってからで、知っていればもっとじっくりとこのお寺に滞在して、西行の足跡を探し歩いていただろう.何も知らずにお参りを済ませてそそくさと次の73番出釈迦寺へ向かった.


曼荼羅寺を出て600m程山を登ったところに出釈迦寺はあった.境内にはS君と山梨のY夫妻が居た.Y夫妻とは松山の太山寺以来の再会だった.S君はY夫妻と顔なじみのようで、焼山寺などで一緒になっていたようだった.S君は既に捨身ヶ嶽禅定の山を登ってきたらしく、納経所で登頂証明書(修行証書)のような物を受け取っていた.私も登ってみようかと思ったが暑さで気力が衰えていたことと今日はまだ琴平まで歩かなければならなかったので、今回は登頂を断念した.


出釈迦寺から74番甲山寺へは30分も掛からなかった.甲山寺の境内は大がかりな工事中で落ち着かないのでお参りを済ませると直ぐに75番善通寺へ向かった.善通寺はとても大きなお寺で境内が西と東の2つに別れていてどこの建物でお参りして良いのか分からなかった.仁王門の前のお堀で亀の写真を撮っていたら埼玉のOさんがやってきた.金比羅さんにお参りに行ってきた帰りだと言ってお土産のお饅頭をくれた.OさんやY御夫妻、S君も今夜はこの善通寺の宿坊であるいろは会館に泊まると言っていた.


私は満濃池の畔にある別格17番神野寺に向かうために、今夜は琴平に宿泊することにしていた.できれば今日中に神野寺を打ちたかったが、だらだら歩いていたので大分予定より遅れてしまった.今からでは神野寺は無理なので、神野寺は明日の朝向かうことにして、とりあえず琴平まで行くことにした.善通寺を出てJR土讃線沿いの道を琴平の町に向かって歩いて行った.単調でつまらない道で途中で嫌になった.琴平は1年半ほど前に訪れていたので、街の様子は何となく分かっていたが、思ったいた以上に観光客は少ないようだった.昼間はそれなりに参拝客が居るようだが、宿泊客自体は少ないのだろう.宿に入って一風呂浴びてから夕食を食べに街中を散策したが、街全体が活気が無く人影はまばらだった.かつては金比羅詣でで大いに賑わっていたのだろうが、今では嘘のように静まりかえっていた.



起点
 
経由地
 
終点
区間距離
累積距離
備考
ふれあいパークみの
 
 
71番 弥谷寺
0.3 km
0.3 km
71番 弥谷寺
 
 
海岸寺(大師堂)
3.6 km
3.9 km
海岸寺(大師堂)
 
 
別格18番 海岸寺
0.5 km
4.4 km
別格18番 海岸寺
 
 
72番 曼荼羅寺
5.1 km
9.5 km
72番 曼荼羅寺
 
 
73番 出釈迦寺
0.6 km
10.1 km
73番 出釈迦寺
 
 
74番 甲山寺
2.2 km
12.3 km
74番 甲山寺
 
 
75番 善通寺
1.6 km
13.9 km
75番 善通寺
 
 
つるや旅館
6.6 km
20.5 km
琴平


この日の歩数:35,423 歩 【累積歩数:1,892,325 歩 】 歩行距離:20.5 km【累積歩行距離:1163.3 km 】

 宿泊先: つるや旅館
      【 TEL 0877-75-3154 FAX 0877-75-3039 】
      〒766-0001 香川県仲多度郡琴平町620
      http://www2.ocn.ne.jp/~turuya-r/index0.html

      7,500円 (一泊朝食プラン 7,350円 + 入湯税 150円)

      洗濯機・乾燥機: 有り(有料:コイン式)




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