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2009
メイン水槽リセット
メイン水槽(ADA 60x45x45cm)をリセット
関東地方は金曜の深夜から土曜日の午前中にかけて大荒れの天気だったので、外出する予定を取りやめ急遽水槽のメンテナンスをすることにした.
今では完全にペルクラの繁殖専用となってしまったメイン水槽だが、繁殖専用とは言えやはり苔や石灰藻だらけでは見栄えが悪いので、思い切ってリセットすることにした.受精卵にとっては環境が変わるのは良くないのは分かっているが、とりあえず孵化した稚魚たちが順調に育っているので、今回は全滅覚悟で水槽全体をリセットすることにした.
このところの稚魚の世話で少々疲れ気味なので、暫くブリーディングはお休みにしたかったというのが本音だろうか.これでペルクラ君達も子作りを一旦諦めてくれることを期待しているのだが、果たして今回のリセットで本当に子作りを一時的にでも諦めてくれるのだろうか.
ペルクラ君達と受精卵、ハタゴイソギンチャクを別な小型アクリルオーバーフロー水槽(トーアプラスチック Greedy 35)に移し、水槽を風呂場に持って行ってクエン酸とステンレス製のスクレーバーでこびり付いた苔や石灰藻をそぎ落とした.格闘すること数時間、ようやく水槽のガラス面が綺麗になった.今回はパウダーサンドとライブロックも水槽の水で綺麗に洗って、ライブロックのかけらや砂の中に埋もれた貝殻の破片なども篩に掛けて余計なゴミを取り除いた.
もっとこまめに掃除をしていればこのようにはならないのだが、台所の換気扇と同じで腰を据えてお掃除をしようと思ったときには既に手も付けられない状態といういつものパターンが繰り返されている.
水槽の四隅のシリコンがスクレーバーなどで部分的に欠けているので、今のうちに水槽用のシリコン剤で補修をしておいた.ADAの水槽は見た目重視なのか、一般の水槽よりもシリコンの充填量が少なめなので念のためこまめに点検・補修しておいた方が良いだろう.本来ならシリコン剤をじっくりと自然乾燥させたいところだが、時間がないのでエアコンの吹き出し口の下で一晩温風乾燥させることにした.
ついでに水槽台の下の配管部分も、塩ビ製の給水ソケット一体型のエルボ(VU40, VP13)に交換することにした.時期的には少し早めだが今の内にクーラーの設置を行い、メインポンプもそれに合わせて大型の物に交換した.メインポンプの振動対策に前から色々と苦心していたが、今回は思い切って水槽台から紐で水中に吊すことにした.ポンプがサンプの水中に浮かぶので、振動や騒音は劇的に小さくなった.もっと早くからこの方法を採用すれば良かった.
丸2日かけての大がかりな水槽のリセットになってしまったが、心配していた育児放棄もせずにちゃんと卵の世話を頑張っている.順調に行けば今度の金曜の夜に孵化するだろう.
シリコン接着剤で接合面を補修
給水ソケット一体型エルボに交換する
メイン水槽リセット完了
産卵から4日目の卵の様子