6
24
2009
孵化(第9期)
孵化した仔魚の収容準備完了
先週の火曜日に産卵された9期目の卵が今夜孵化するだろう.今回は仔魚の初期飼料として生きたシオミズツボワムシと冷凍物のワムシとで比較実験を行うことにした.
ほぼ同じ大きさの飼育ケースを用意し、一方には栄養強化された生きたワムシとアルテミアを、もう一方には冷凍ワムシと冷凍ベビーブラインシュリンプ組み合わせだけで仔魚を育ててみるつもりだ.
午後8時40分に消灯し、稚魚が孵化するのを待った.
孵化予定日の朝の様子 6/24 8:37AM
卵の状態(クローズアップ)
最後の世話で忙しいオス
収容準備OK(左側の水槽ではワムシ培養中)
孵化
消灯してから約1時間後にLEDペンライトで水槽の上面を照らしてみると、沢山の仔魚が水槽内を漂っていた.なるべく仔魚が水流に巻き込まれてしまわないように慎重にカップで掬い上げるが、いつも途中で面倒になり最後の方は大雑把な掬い方になってしまう.
掬い上げた仔魚たちを2つの仔魚育成ケースに適当に振り分けた.仔魚の数は分からないが恐らく両方とも100〜200匹ぐらいは居そうだ.
孵化後水槽内を漂っている仔魚
仔魚収容完了
仔魚収容完了
比較実験開始
2つの仔魚育成ケースのうち、向かって左側を生きたシオミズツボワムシ+アルテミアで、右側を冷凍餌だけで育てることにする.早速餌を投入する.冷凍ワムシの方はどうしても水面にゴミのようなものが浮いてしまう.冷凍餌はやはり飼育水が汚れやすいようだ.
生き餌と冷凍餌で仔魚の動きにあまり違いは見られない.孵化したばかりなのでまだ摂食行動ができないのだろう.
今後暫く観察を続けて行くことにしよう.
左:生シオミズツボワムシ 右:冷凍ワムシ
右側の冷凍ワムシは水面が汚れてしまう