先週末に里親を募集していたペルクラ君達は、他の仲間やハタゴイソギンチャクとともに無事引き取られていきました.
先日の地震による電源事情のひっぱくから関東や東北地方では水槽の維持が困難になっている人が多いと聞いている.幸いなことに私の所では水槽が壊れることはなかったが、本震のときに水槽の水が一部こぼれてしまった程度だったが、その後の余震の事を考え水位を通常の半分程度まで落とし、オーバーフローを止めてなんとか維持している.
年末から年始に掛けて長期間留守にしていた間に尾腐れ病を煩ってしまった中ペア組のメスも順調に回復し再び産卵を行うまでになった.消失したひれも徐々に再生されてきているようだ.
親魚の餌に関しては冷凍餌をメインに与えていて乾燥餌は殆ど与えていません.メインの餌はキョーリンの冷凍ブラインシュリンプで、この他に冷凍のイサザアミや乾燥した海洋性のイサザアミ、冷凍マダラの卵、レッドプランクトン(北欧産のコペポーダ?)や海水魚用のハンバーグ、それに栄養強化剤のバイオクロミスパウダーを混ぜています.
これからクマノミの繁殖をやってみようという方のために、ワムシの培養について簡単に紹介しておきます.
12月下旬から1月中旬まで自宅を完全に留守にしなければならない急用ができてしまって、その間完全に水槽のメインテナンスができない状態だった.水槽の補水と乾燥餌の供給は自動で何とか対応可能だったが、仔魚の餌やりは完全にストップせざる負えなく全滅を覚悟していたが、生後1〜2週間ほどの仔魚達のうち5匹が生き残っていた.
水曜日の夜に孵化した中ペア組の仔魚達も順調に育っており、餌のアルテミアの準備に追われているのだが、孵化してからまだ4日しか経っていないにも関わらず4期目の産卵を開始してしまった.
中ペア組の3期目の孵化が行われたが、今回はワムシ屋さんから栄養強化済みの高密度培養シオミズツボワムシと高密度培養ナンノクロロプシスが届いたので、早速仔魚達に給餌してみることにした.
冷凍ワムシ(最初の24Hだけ)+ベトナム産アルテミアの幼生で飼育中のペルクラの仔魚が孵化から68時間経過したが、結構順調に餌を食べているようだ.まだ活きたワムシを与えた場合との比較をするだけの十分なデータはないが、案外この方法で上手く行くかもしれない.
今回は二日前に孵化した大ペア組の仔魚たちを二組に分け、片方にはベトナム産のアルテミアだけを餌として与え、もう片方にはこのベトナム産のアルテミアと冷凍ワムシの両方を与えてみた.